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2通の診断書でわかった「海老蔵VS殴られ屋」全面戦争の行方

[2010年12月14日]

アクの強そうな人物が新たに登場してきた12月7日の謝罪会見。「ミンボー対策のプロ」と呼ばれる深沢直之弁護士(左)と、海老蔵(右)

「病名 顔面打撲 頸椎捻挫(受傷日2010.11.25) 頭記病名により本日より2週間の安静、加療を要す」

市川海老蔵暴行事件で、海老蔵に殴られたと主張する元暴走族の男(28歳)が、東京・新宿区信濃町のクリニックでもらったという診断書の全文である。
しかし、海老蔵は12月7日夜、松竹仕切りの緊急会見で、「相手は知らない人。灰皿に入ったテキーラを飲めと迫ったことはない。暴力を振るったこともない」と、自らの暴行疑惑を全否定した。

これまでの報道とは食い違っている。つまり、どちらかがウソをついている?
注目すべきはこの診断書の日付だ。12月6日となっている。しかもこの診断書の存在は翌7日朝、スポーツ紙など、一部メディアが速報している。

事件を取材するジャーナリストが説明する。
「男は診断書をもらった6日夕方直後にでも、自らメディアにリークしたのでしょう。でないと、翌朝のスポーツ紙に載りっこない。7日夜に海老蔵が自らの暴力疑惑を否定する会見をすると知り、この診断書で海老蔵サイドを事前に牽制しようとしたとしか考えられません」

前号で、海老蔵は「殴られ屋ビジネス」のターゲットにされた可能性があるとお伝えした。「殴られ屋ビジネス」とは、有名人をわざと怒らせ、相手に暴行させておいて、示談金をせしめる闇ビジネスのことだ。
もしターゲットになっていたのなら、海老蔵サイドと男の間で示談交渉が水面下で続いていたはずだ。

しかし、6日夕方から7日夜までの一連の動きが示すのは、海老蔵vs殴られ屋の全面対決の構図だ。何しろ、互いの言い分が「殴った」「いや、殴ってはいない」と、真っ向から食い違っているのだから。しかも、会見で海老蔵のそばに座っていたのは民事介入暴力(民暴)対策のカリスマとして超有名な深沢直之弁護士ときている。

六本木の裏事情を知る暴力団関係者がささやく。
「ヤクザなら、あの弁護士の手強さはよくわかっている。その弁護士が出張ってきた。これは海老蔵と松竹が本気で男と争うつもりだということ。おそらく示談交渉は決裂したのだろう」

こうした見方を裏づけるかのようなブツが、もう1枚の診断書だ。
以下はその文面――。
「傷病名:鼻部打撲/上口唇裂傷 本日上記受傷し、当院受診されました。受傷日から全治約10日間の見込みです。以上の通り 診断いたします」

この診断書を発行したのは都内の某病院。最も興味をひくのはこの診断書の日付だ。11月25日――。海老蔵暴行事件の当日なのだ!
前出の暴力団関係者が続ける。
「事件当日に診断書を取っておきながら、警察に被害届を出していない。当初から示談に持ち込む狙いだったのは間違いない」

さらに、この関係者は2枚目(12月6日)の診断書のある部分を指さして、こう語る。
「1枚目の診断書(11月25日)にはなかった頸椎捻挫、つまりムチ打ち症が追加されているだろ? 殴られ屋にとって、これほどありがたい病状はない。首が痛いと訴えさえすれば、医者はそう診断せざるをえないのがムチ打ちというケガ。しかも完治まで2年、3年というケースはざら。示談金をぐんとつり上げることができる」

つまり、殴られ屋にとって、1枚目の診断書は海老蔵相手に示談を仕掛けるエサ、賭け金アップも見込める2枚目は交渉決裂を受け、新たに調達した武器ってことか?
まだまだ謎の多いこの事件、真相は依然としてヤブの中だ。
確かなことは7日の会見と2枚の診断書で、海老蔵サイドと殴られ屋がガチンコ勝負になってしまったということだけだ。海老蔵と殴られ屋の先行きは波乱含みというほかはない。

それにしても会見での海老蔵は、借りてきたネコのように萎縮していた。
歌舞伎の語源は「傾く(かぶく)」であり、元は「常識外れ」や「異様な風体」という意味であった。歌舞伎通として知られる三島賞作家の小林恭二氏がこう残念がる。
「今回の件、そんなに大騒ぎするほどのことなんですかね。もともと市川家の芸は荒事の芸。勧進帳の弁慶みたいに鬼神が取り憑いたかのような力芸は、世間さまの常識的な精神からは生まれてこない。一般の市民道徳で海老蔵を裁くのもどうなのか? 彼には復帰の際も萎縮なんかしないで、ケロッとした顔で戻ってきてほしいですね」

海老蔵も事態を見守る世間も、それくらいで事件を手仕舞いにするほうがいい。

(撮影/佐賀章広)


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