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長州力が語る「オレはお前のかませ犬じゃない!」発言の舞台裏

[2011年01月14日]

長州力と有田哲平の対談で、アノ発言の真相が明らかに!

1月10日、「レジェンド・ザ・プロレス」旗揚げ興行で、13年5ヶ月ぶりにシングルマッチで対決した藤波辰爾と長州力。会場の後楽園ホールは、徹夜組も現れるほどの超満員となった。

今もなおプロレスファンを熱狂させる藤波と長州の「名勝負数え歌」。その始まりは1982年10月8日にさかのぼる。当時、新日本プロレスのエース候補だった藤波(当時・辰巳)に向かって、その引き立て役に甘んじていた長州が、こう言い放ったのだ。

「オレはお前のかませ犬じゃない!」

プロレス界では掟破りの下克上宣言。だが、魂のこもった叫びはファンの心を捉え、長州はここから“革命戦士”として頭角を現していく。転機となったこの発言の舞台裏を、長州自身が、1月7日発売の『週刊プレイボーイ』の記事、くりぃむしちゅー・有田哲平との対談の中で語っている。

「マイクを持って言ったかは覚えていないんですけど、叫んだ記憶はあります。あの場で一番困ったのは藤波さんだと思うんだけど、そうなることを意図した猪木さんにも、そこまでやるかっていう慌てぶりはあったんじゃないですかね(笑)」

長州をけしかけたのは、アントニオ猪木だった。試合が終わっても小競り合いを続けるふたりの仲裁に入った際、長州に「おまえ、仕掛けろよ」と言ったのだという。その内容は、「ワインをいいタイミングで抜く。それをどのタイミングで、誰が抜くかが大事だ」といったような、人を動かすときにその気にさせるうまい言い方だったとか。

「僕はアマチュア(プロレス)から入ってるから、1年生だろうが強ければレギュラーになる、そういう意識が強かったんです。でも、プロレスの世界ではそれがなかなか通用しないっていうジレンマはあったのかも。だから、かませ犬とかの言葉が発作的に出た。前もって考えていたアレ(言葉)ではないですね」

藤波というライバル、猪木の策略、そして長州の言語センス。すべてがスイングしたときに生まれた、「昭和プロレス」の名言だったのだ。

(取材/林将勝、中込勇気 撮影/髙橋定敬)


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