週プレNEWS TOP ニュース ビジネス 日本の95%以上の企業は、社員の給与計算を間違っている?

日本の95%以上の企業は、社員の給与計算を間違っている?

[2011年02月14日]

アナタの給与明細は大丈夫? 自分の労働が正しく計算されているか、自己防衛の書

なんでオレの給料はこんなに少ないんだ? ただでさえ少ないボーナスから、なんでこんなに引かれるんだ?

サラリーマンがぶつかる“お金のギモン”。答えてくれる人もおらず、解消されないまま働いている人がほとんどのはず。だが、実はすべての答えは毎月の給与明細に隠されている。『給与明細で騙されるな サラリーマンのための「働くルール」入門』(北村庄吾/著、朝日新書)はサラリーマン必読の書。著者の北村氏を直撃!

――「騙されるな」とは刺激的なタイトルですが、それだけ騙されているケースが多いということですか?

「特に労働時間の管理に関しては、間違いが本当に多いですね。うちの会社は、大手も含めて多くの企業の給与計算をアウトソーシングで請け負っているんですが、驚くべきことに、引き受ける前から正しく計算できている企業は5%もないんです」

――95%以上は間違った計算をしている!?

「なかには意図的に少なく計算しているひどい会社もありますが、多くは担当者の勘違いだったり、法改正についていけていないというような悪意のないミスです。特に中小企業の場合、社長さんですら労働基準法をよく知らないということも少なくないですから。ただ、いずれにしても労働者が損をしているケースが本当に多いんです」

――そして、その間違いの多くは、実は給与明細をきちんと見ればわかるものだと。

「すべてわかりますよ。サラリーマンの身を守ってくれるのは労働基準法ですが、専門書を読んでもさっぱりわからないでしょう。それよりも、自分に直接かかわる身近な問題は給与明細からひもといていくのが一番いい。会社は都合の悪いことは教えてくれませんから、給与明細の見方が体系的にわかるような本を書きたいとずっと思っていたんです」

――具体的には、どんな間違いが多いんですか?

「一番気をつけるべきは、やっぱり残業。時間の管理、金額の計算など、トラブルが起こりやすいところです。例えば、残業時間に上限を設けたり、15分単位でカットしていったり、実質的に強制参加の朝礼や研修を『業務時間外』としていたり。お金の問題ももちろんですが、特に若いサラリーマンの場合、言われるままに長時間労働を続けた結果、精神疾患にまでなってしまうケースが多いですから」

――自分の身はきちんと自分で守れ、と。

「給与明細をまじまじと見て、『なんで、この手取り額で僕は会社にここまで尽くしてるんだろう』とか、疑問を感じたり壁にぶち当たることって必ずあると思うんです。ところが、法律的に何が正しくて何が間違いなのかがわからないと、会社のルールを信じるしかなくなってしまう。そんなときはこの本をバイブルにしてほしいですね。世の中の仕組みも知らずに働いていると本当に損をしますよ!」

(撮影/髙橋定敬)

北村庄吾(きたむら・しょうご)
1961年生まれ。社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー。中央大学卒業。91年に弁護士、税理士、社労士などの総合事務所「BraiN」を設立。『できる社員を潰す「タコ社長」』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。

『給与明細で騙されるな サラリーマンのための「働くルール」入門』
(北村庄吾/著 朝日新書 735円)
情報の宝庫である給与明細は捨てるな! 「残業代が少なすぎる」「土曜日に働いたのに休日出勤になってない」「有給休暇の日数が他社と違う」……。これ一冊で“対会社”の自己防衛は万全。


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