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【不定期連載】鈴木宗男×佐藤優 獄中往復書簡「ムネオ・チャンネル!!」第7回

[2011年03月28日]

外相辞任の前原氏は、冷たいエリートのように見えて、実は弱者の気持ちがわかる男なのだ

政治家に必要とされるのは偏差値秀才という能力ではない。在日韓国人から年5万円の政治献金をもらったことで、3月6日、前原誠司外相が辞任した。外国人からの献金は政治資金規正法で禁止されている。その趣旨は、外国勢力が政治に影響を与えてはならないということだ。

前原さんは母子家庭で、苦労して学校を出た。前原さんを中学2年生のときから支援してきた焼き肉店経営の婦人から5万円を受け取ったとしても、それで日本の外交政策が左右されることはない。

われらが鈴木宗男新党大地代表の有罪が確定し、衆議院議員を失職した後、新党大地の議席を得た浅野貴博衆議院議員は、「佐藤さん、前原事務所は献金をしてくれた人が韓国籍だったということを知らなかったと言っているのは本当だと思います。事務的ミスでここまで追い込んでいいのでしょうか」と言っていたが、筆者もそのとおりだと思う。

前原さんが辞任したのは、「お世話になった、今はもう72歳になるおばあちゃんをメディアスクラムにあわせたくない」という気持ちが強かったからと思う。一見、冷たいエリートのように見えるが、前原さんには他人の気持ちを理解する感受性がある。筆者には菅首相と前原さんの人間性はかなり異なるように思える。菅さんの政治家としての資質について2月24日に娑婆に着いた手紙の中で鈴木氏はこう書いている。

〈米国の格付会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が日本の格付けを下げたことに関し、1月27日、菅首相は記者団に「そういうことに疎い」と発言し、物議をかもした。「まだそういう情報は入っていない。聞いていない」と自然体で答えればなんでもない話である。30年国会議員をしているとは思えないやりとりだ。

咄嗟の質問、突発的なやりとりの時こそ政治家の真価「地頭」がわかる。いわゆる政治センス、政治カンである。どうも今の政治家は、勉強ができる偏差値の高い人はいるが、「頭が良い」と思える政治家は少なく感じる。勉強したというならコンピューターの方がましだろう。政治家は人様の「心」をつかみ、そして自分の名前を書いてもらい国会に出てこれるのである。どんな思いで自分に一票投じてくれたか、その厳粛な事実をわきまえない、認識のない政治家が増えていると心配するものである。コンピューターといえども人の心は読めない。今、言葉が軽く、言葉に責任を持たない、いや持てない政治家が多すぎる〉

鈴木さんの言うとおりだ。2月7日、「北方領土の日」に菅首相がメドベージェフ・ロシア大統領の国後島訪問を「許し難い暴挙」と非難した。戦略性のない突発的な発言で、ロシアの対日政策は一層硬化した。日ロ外相会談で前原さんがダメージコントロールをしたが、その意味を“KY(空気が読めない)”菅首相はまったく理解していない。

(文/佐藤 優 取材協力/小峯隆生)

■新党大地HP【http://www.muneo.gr.jp/


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