週プレNEWS TOP 連載コラム セルジオ越後のサッカー「一蹴両断!」 【連載コラム】セルジオ越後の一蹴両断! 第206回「Jリーグ再開」

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【連載コラム】セルジオ越後の一蹴両断! 第206回「Jリーグ再開」

[2011年04月21日]

Jリーグ再開! 消耗の激しい夏場に差を生み出せる選手とは!?

東日本大震災の影響で中断していたJリーグが23日から再開する。

やっぱり、待ち遠しかったね。ただ、仙台や鹿島など被災地のチーム事情を考慮すれば仕方ない面もあるけど、中断期間中にはアジアチャンピオンズリーグや各クラブ同士の練習試合も盛んに行なわれていたし、日程をめぐって二転三転したプロ野球もひと足早く開幕している。何より、なるべく早く“日常”を取り戻すという意味で、もう少し早くできなかったのかなとは思う。この点は少し残念だ。

中断によって今季は例年よりもかなりの過密日程になった。また、鹿島や仙台など東日本のチームの大半はコンディションを落としている。ただ、それでも最終的な順位は落ち着くところに落ち着くだろう。前年王者の名古屋、勝ち慣れた鹿島の2強に、G大阪、浦和がどう絡むかというところじゃないかな。

カギを握るのは、消耗の激しい夏場をどう乗り切るか。今季は過密日程に加え、計画停電の影響で暑さの厳しい時間帯に試合を行なうケースも考えられるからだ。当然、試合内容にも影響は出る。

日本、特にJリーグのサッカーは90分間通して緩急なく走り回るサッカー。どのチームもボールを奪ったらカウンターを仕掛ける。中盤にタメがないんだ。

以前、FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長がJリーグの試合を見たときに「行ったり来たりで、まるでテニスを見ているようだ」と言っていたぐらい。ハッキリ言って、夏向きのサッカーじゃない。

そんななかで、まず最初に違いが出るのは、中盤で意識的にタメをつくれる選手がいるかどうか。例えば、G大阪の遠藤。遠藤について、プレースピードが遅く見えるという人もいるかもしれないけど、彼がいないとG大阪は早送りのサッカーになってミスも増える。それぐらい影響力が大きいんだ。鹿島の小笠原や横浜Mの俊輔、名古屋のダニルソンもそう。そうした選手がいるチームはうまく夏場を乗り切れるはず。

もうひとつは選手層の厚さ。特に前線にスピードのある選手を多く抱えているチームが有利だ。例えば、名古屋の新人FW永井。相手DFにとって、夏場の試合の残り20分で出てくる永井ほどいやな相手はいないよね。ほかにはマゾーラ、田中、原口、梅崎、エスクデロなど前線の選手層が厚い浦和も面白いだろう。

震災のあった今年は特別なシーズンになる。優勝争いはもちろん大事だけど、どのチームにも気持ちのこもったプレーを期待したいね。

(構成/渡辺達也)

■セルジオ越後
1945年生まれ。72年の来日以降、指導者、解説者として日本サッカーの普及・発展に尽力。アイスホッケー・HC日光アイスバックスのシニアディレクターとしても奮闘中。
【http://www.sergio-echigo.com/】


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