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【競馬】牡馬クラシック第1弾・皐月賞 激走必至のダークホースはこの馬!

[2011年04月23日]

東日本大震災の影響で、今年の皐月賞は1988年以来23年ぶりに東京競馬場2000mで行なわれることになった。

これにより、トライアルも関連レースも、ひとつとして本番と同じ舞台で行なわれるものはなくなった。いわば同舞台での「試走」がないまま、出走馬すべてが本番を迎えることになったのだ。しかも、日程などの変更によって、有力馬の出走レースがバラけた結果、能力比較も難しくなった。昨年来「混戦」といわれ続けた皐月賞戦線は、ますます難解になった印象だ。

そんななか、人気面でとりあえず中心視されるのがサダムパテック(2枠4番)だ。ここまで5戦3勝。朝日杯こそ4着と敗れたが、次の弥生賞できっちりと巻き返し、東京コースも2歳秋の東スポ杯で2着を3馬身半ちぎって勝っているように適性は高い。加えて、弥生賞が行なわれたのは震災前だから、震災による予定変更がほとんどない。この「順調さ」も3歳春のクラシックではアドバンテージだ。

この馬が◎の『ダービーニュース』本紙担当・長谷川仁志氏が言う。

「ためれば最後は必ず伸びてくる、あのゴール前の脚は魅力です。2歳秋の東スポ杯、前走の弥生賞、ともに時計面も優秀。それにこの馬は、血統をさかのぼると、先祖に同じ名前がないまったくのアウトクロス。こういうタイプは穴が少なくてタフだし、とてつもない大物が出る可能性も秘めています。そのレースぶりと血統面の魅力から、現状では、この馬が◎」

最後は必ず伸びてくる、あの終いの脚には信頼がおける。また、弥生賞は馬体重が前走比プラス10kgでやや余裕残しだったから、今度は状態面の上積みも見込める。その意味ではこの馬の凡走は考えにくい。馬券の軸として、最も信頼できる存在だろう。逆にいえば、マイナスがほとんどないサダムパテックを、果たして負かす馬がいるのかどうかが今年の皐月賞の最大のポイントといえるだろう。

サダムパテック同様、前走後ここ一本に目標を絞った、いわば「予定どおり」という点に注目すれば、きさらぎ賞を勝ったトーセンラー(8枠16番)と共同通信杯を勝ったナカヤマナイト(3枠5番)、それに京成杯を勝ったフェイトフルウォー(7枠14番)だ。

ただ、フェイトフルウォーは間が開きすぎの印象だし、ディープインパクト産駒で「最もディープっぽい」といわれるトーセンラーは、大震災当時、付近に甚大な被害があった宮城県の山元トレセンに放牧中だった。

「同じ山元トレセンにいた馬では朝日杯2着のリアルインパクトがNZTで大惨敗していますから、やはり震災の影響はあったと見るべき。トーセンラーも、狙いは次のダービーでしょう」と、関西の専門紙トラックマン。

ただし、残るナカヤマナイトは、あの強敵相手の共同通信杯の勝ちっぷりから侮れない。打倒サダムパテックの有力候補の一頭だ。

また、「順調さ」という点では、前記各馬に一歩譲るが、格的にはスプリングSを勝ったオルフェーヴル(6枠12番)も無視できない。2歳暮れにホープフルSを好時計で勝ち「有力候補」といわれたベルシャザールを後方一気に差し切った終いの弾け方は、サダムパテックと比べても遜色ない。血統的にも、ドリームジャーニーの全弟と筋が通っている。

ただし、2歳時に東京で走った京王杯2歳Sで10着と惨敗しているところを見ると、課題は兄同様、東京コース。敗因は1400mが短すぎたにせよ、あの負け方には東京でパフォーマンスが落ちる兄と同じ血の存在を感じる。前走以上は厳しいと見るべきだ。

同じく、スプリングS2着のベルシャザール(6枠11番)も、共同通信杯4着の負け方から、東京コースがどうか。

格は下だが、時計面で無視できない伏兵候補がいる。若葉Sで接戦を演じたダノンミル(3枠6番)とカフナ(5枠9番)だ。若葉Sは昨年、ペルーサとヒルノダムールが壮絶な叩き合いを演じ、2着に負けたヒルノダムールが皐月賞でも2着。このときの1分59秒9は、若葉S史上初めて2分を切ったと評価されたが、今年はさらに上回って1分59秒1。前出の長谷川氏は、この点を高く評価する。

「この時期の阪神がいかに時計が出るとしても、この時計は早い。特に注目は2着のカフナです。ここ1、2戦、一戦ごとに強くなっているという印象だし、前にいけて、いい脚が長く使えるという特徴は東京でこそ活きるはず。前走は差されたけど、今度はダノンミルとの逆転は可能。皐月賞の最大の惑星はこの馬と見ます」

週プレも馬券的妙味も加味すれば、これまでに「有力」と名前が挙がっていた馬よりも素質はあるのに完成度で及ばないため、下位評価に甘んじている馬たちを積極的に買いたい。

器用さが求められる中山なら、こういうタイプの浮上は厳しくとも、器用さよりはむしろ“粗削り”と評されるくらいの力強さが求められる東京なら、こういうタイプの一発があっていい。

ズバリ、注目馬はスプリングS3着のステラロッサ(1枠1番)。この馬の終いの爆発力は目を見張る。

「とにかくエンジンのかかりが遅い馬で、前走も3コーナーから追い通し。それでも、最後はきっちり伸びて3着を確保しました。あの末脚は、東京でこそ活きるはずです」(前出・関西専門紙トラックマン)

実際、この馬がデビュー2戦目で未勝利戦を勝ち上がったのは東京の芝1800m。間違いなく東京は向く。しかも、スプリングSで手綱を取ったリスポリ騎手が、レース後、「この馬には東京の2000mでこそ乗りたかった」といって残念がったという関西トラックマンの証言もある。

スプリングS3着からの巻き返しは04年ダイワメジャーの例があるし、この馬を管理するのはドバイで世界に名を轟かせた角居厩舎。その世界レベルの「厩舎力」と、世界を制したスタッフの自信と勢いも心強い追い風だ。混戦の皐月賞、本誌は伏兵・ステラロッサの大逆転に賭ける!

(取材・文/新山藍朗)


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