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AV女優8人が「本名の自分」で全てを語ったインタビュー集『裸心』

[2011年05月23日]

AV女優という肩書きを捨てて、本名の自分が語ったインタビュー集が発売

5月23日、AV女優8人のインタビュー集『裸心 なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?』(集英社)が発売された。

登場するのは、大塚咲、かすみ果穂、藤井シェリー、範田紗々、佐伯奈々、水野つかさ、滝沢優奈、星月まゆらの人気AV女優たち。取材・執筆に1年以上費やしたため、星月のようにすでに引退してしまった女優もいる。

インタビューのテーマはサブタイトルにあるように、AV出演の経緯はもちろん、学生時代、恋愛、親子の葛藤、そして引退の真相など、ひとりの女性としての生き方だ。

AV女優というもうひとつの顔を捨てたリアルな告白は、彼女たちを「女優」「アイドル」として神聖化しておきたかったファンなら、ある意味、聞きたくなかった事実かもしれない。AVを続ける理由、親バレ・彼氏バレ、学生時代のイジメ、借金などの詳細な描写は、読んでいて胸が痛くなるほど。若い女のコが抱える悩みとしては、重すぎる話ばかりだ。なかには、心を病んでいたことを告白する女優もいる。

「AV女優を“記号化”するのではなく、実像に迫る」(まえがきより)ことが本書の大前提のため、インタビューは「お酒を飲みながら、取材終了の時間を決めないで」行なわれた。夕方に始めた取材が終わるのは、日付が変わっていて当たり前、範田紗々に至っては16時間半もの長い時間が費やされている。それはもちろん、彼女たちが本当の自分をさらけ出すまで話を聞いているからだ。

かすみ果穂は、取材の様子をこう振り返る。

「正直に話をしすぎているから“かすみ果穂”ではないんじゃないですかね? インタビューで私が語っていることって、完全に“本名の自分”の話ですから(笑)」

著者の黒羽幸宏氏も、あとがきでこう書いている。

「本書のインタビューは、ほぼ酒を飲みながら行なったからだろう。彼女たちの多くはインタビューの途中から芸名ではなく、本名で自分を呼び、泣いて、怒って、笑って、と目まぐるしく表情を変えながら話しまくってくれた」

AV女優から本名の自分にスイッチする過程がドキュメンタリータッチで書かれた本書。あまりにリアルなAV女優の実像だが、不思議なことに読後感はスッキリしている。その理由は、著者が、彼女たちが言いたいことを全て言い尽くすまで話を聞いているからだろう。インタビューの途中で泣き出してしまった者も、最後は全てを吐き出した開放感で、笑顔で家路につく場面が描かれている。

ちなみに本書で使われている写真は、黒羽氏がインタビューの合間に小型デジタルカメラで撮影したもの。メイクをしてプロのカメラマンがレンズを構えると、彼女たちは「AV女優」を演じてしまう。スッピンで、少し酔った無防備な表情――、そこには「本名の彼女たち」が写っている。

■『裸心 なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?』

(黒羽幸宏:著 集英社刊 1400円+税)


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