吉本興業の大﨑洋社長から仰天発言が飛び出たのは1月4日。同社の「創業100周年プロジェクト」発表会見でこうブチ上げたのだ。
「私たちは彼(島田紳助)の才能を惜しむものであります。皆さまのご理解を得て、いつの日か吉本興業に戻ってきてもらえるものだと信じています。これは全社員、全タレント、全芸人の思いです」
その3日後、吉本側は28日に公開される映画で、紳助氏が本人役として声だけ“出演”すると発表。さらに吉本の複数の後輩芸人がマスコミの前でラブコールを送るなど、吉本側からの発信によって、突如として紳助待望論が盛り上がり(!?)を見せている。
紳助氏は昨年8月、暴力団関係者との親密な交際を理由に芸能界を引退。吉本側も「芸能界のモラルとして社会的影響力の高いテレビなどに出演しているタレントとしては許されない」との見解を表明していたはずである。なのに、なぜ急に!? 芸能評論家の肥留間正明氏はこうみる。
「紳助問題を執拗に追う『週刊現代』との裁判への対策でしょう。紳助と吉本は一緒に講談社を名誉毀損で訴えていますが、敗訴すればダメージは甚大。紳助が復帰して世間的イメージが改善されれば、裁判にも有利に働くと考えているのでは」
別の芸能ジャーナリストはまったく別の意見を口にする。
「ズバリ、お金でしょうね。すでに報じられていますが、今、吉本は経営状況が非常に悪い。芸人やら外部ライターへのギャラの支払いも滞(とどこお)っているほど。所有する劇場も次々と閉鎖しています。業績悪化の最大要因は映画事業。手がけた映画が次々とコケたのが痛い。こうした状況を打破するため、やはり紳助の力が欲しい。なんだかんだいっても、彼はドル箱。彼が出る番組には、ほかの自社タレントもねじ込める。多少の反発をくらおうと、背に腹は代えられないということ」
だが、テレビ局側は困惑ムード。
「復帰に前向きなのは、吉本側と、実際に紳助さんと長年仕事をしていたベテランスタッフだけでしょう」(民放ディレクター)
「復帰はカンベン。『行列のできる法律相談所』(日テレ系)にしても、『開運! なんでも鑑定団』(テレ東系)にしても、紳助さんが司会をしていたときと視聴率はあまり変わっていない。にもかかわらず、ギャラは雲泥の差。ここだけの話、『開運!…』の場合、紳助さんのギャラは一本300万円。でも、いま司会を務めている今田耕司さんは10分の1以下。紳助さんは芸能界のタブー的な存在でギャラを下げられなかっただけに、いまさら戻られても困るだけです」(民放局員)
そして、テレビ局の現場以上に世間の目は厳しい。Yahoo!がポータルサイト上で実施しているアンケートで、冒頭の大﨑社長発言について「共感できない」との回答が実に90%以上(1月12日時点)となっている。
「この状況で復帰できると思うのが芸能界のズレているところ。驚くことに吉本側は、この春から『行列のできる法律相談所』での紳助復帰を果たそうと、すでに日テレ幹部に打診したという噂もある。でも、スポンサーや視聴者のことを考えると、さすがに受け入れは微妙でしょう」(ある芸能関係者)
復帰の可能性はともかく、やっぱり、ちょっと強引すぎない?













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