昨年、日立が薄型テレビの国内自社生産の撤退を発表した。自社ブランド「Wooo」で知られる同社だが、2005年度以来、薄型テレビ部門では赤字が続いていた。事業は2012年度内に終了するものの、ブランドの企画・開発は継続。生産を中国などの外部企業に委託しながら、黒字化への道を探るという。
一昨年には「KURO」ブランドのパイオニアがディスプレイ事業から撤退しているように、テレビ事業を中心に国産家電メーカーの苦境が続いている。だが、これは逆の見方をすると消費者にとっては安い製品を手に入れるチャンス。昨年は、中韓メーカーの参入により薄型テレビの価格が大暴落した。
このように、今年も値崩れが起こると予想される“狙い目”の商品がある。まずそのひとつが「LED電球」だ。東日本大震災後の節電ブームで人気がブレイクしたLED電球は、今や各メーカーにとってドル箱商品のひとつ。もともとは1個4000円を超える製品も珍しくなかった。ところが、量産化によるコストダウンと、中台韓メーカーの参入で一気に価格破壊が進み、現在は1980円が攻防ラインとなっている。
今年はさらに下がって、夢の1000円を切る価格帯に突入する可能性が高い。一家に10個は必要といわれる電球の価格が約4分の1になるなら、これまでは難しかった家中のフルLED電球化も可能。電気代と交換寿命を考えれば、導入するメリットは大きいだろう。
同じくハイテク高額商品としてメーカーの鼻息荒いロボット家電も、需要増加に伴いコストダウンが期待できる。“オーバー5万円”が常識だった憧れのスーパーロボット掃除機も、中韓メーカーから性能は同レベルの製品が4万円台で登場。機能を絞ったベーシック機なら1万円以下から選べる。
昨年から注目を集めている「節電&ロボット家電」は、人気高だからこそ値下げも期待できるジャンル。今年は各家電メーカーがこの分野で勝負をかけて来ると予想されることから、価格破壊もそう遠くない出来事になりそうだ。
(取材/近兼拓史&ダカーポ)
■アップルTV、最新スマホから値崩れ予想まで。週刊プレイボーイ6号12ページ特集『2012デジタル家電“トクだね”情報』













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