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ロンドンへ視界良好。「ポスト澤」シミュレーションで結果を残したなでしこジャパン

[2012年03月12日]

なでしこジャパンにとって2度目の参加となるアルガルベカップは、ロンドン五輪に向けて内容も伴った実りの多い大会として幕を閉じた。

世界の強豪が顔をそろえるなか、史上初めて90分以内でアメリカを下すなどグループリーグを全勝で通過。決勝戦ではドイツに敗れたものの、最後の最後まで接戦を演じた。そして、この2戦をエースの澤穂希抜きでやり遂げてしまった点が、最大の収穫だろう。

これまでのなでしこジャパンは、どうしても澤に頼ってしまっていた。もちろん彼女はそれだけの才能と存在感の持ち主だから無理もないのだが、澤のいるときといないときでは、チームのパフォーマンスに格段の差が出ていたのだ。

しかし、澤もやはり人の子。今大会のように突然試合を欠場せざるを得ないことだってある。仮に体調が万全であっても、ベテランの域に入っているだけに、大きな大会で体力的にフレッシュな状態を保ち続けるのはそろそろ難しくなってきている。これからは彼女を休ませながら、長丁場を乗り切るやりくりも必要となってくるだろう。

そして年齢といえば、そう遠くない将来、彼女にもスパイクを脱ぐ日が訪れる。もし、なでしこが澤におんぶにだっこの状態からいつまでも脱却できなければ、彼女の引退を機にチームが一気に弱体化してしまう。そんな最悪の事態を招かぬよう、今のうちから澤抜きでの戦い方を模索しておきたいのだが、世界的な強豪と戦える貴重な機会になかなかそこまで大胆な冒険はできない。

ところが今大会では彼女の体調不良というアクシデントにより、図らずも「ポスト澤」時代をにらんだシミュレーションを行なえたのだ。

その結果は上々。世界ランク1位のアメリカや同2位のドイツを相手に堂々と渡り合った。頼もしかったのは、日本の選手たちに自立心が漂っていたことだ。

新キャプテンの宮間などは、「後から澤さんに厳しいことを言われないよう、自分たちが頑張らなきゃと思っていた」と、きっぱり。澤不在を逆に力にしたというわけだ。

もちろん、澤抜きでも戦えるメドが立ったとはいえ、なでしこに彼女の力はまだまだ必要不可欠。しかし今回、万が一に備えた対応策を試せただけでなく、諸外国に対して「澤がいなくても日本はまったく同じレベルのサッカーができる」と認識させたのは大きい。なでしこのポテンシャルに対する、底知れぬ脅威を植えつけられたのだから。

バックアップ候補の見込みが立ち、自慢の戦術は攻守において熟成。さらには大黒柱抜きでも十分に戦えることを証明できたアルガルベカップ。今後のなでしこは、4月にアメリカとブラジルを相手にしたキリンチャレンジカップがあり、6月には欧州に遠征して五輪出場国とテストマッチ。そして7月に再び日本で壮行試合を戦って、欧州(ドイツが有力)で五輪直前合宿を行なう。

こうした強化プログラムの中、今回ポルトガルでなでしこがつかんだ手応えを確かなものにできれば、その先にはロンドン五輪での金メダルが待っている。

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