週プレNEWS TOP ニュース 社会 急増するロードバイク盗難。プロの窃盗団から逃れる手段はない?

急増するロードバイク盗難。プロの窃盗団から逃れる手段はない?

[2012年09月15日]

どんなに屈強なワイヤーでも、プロの窃盗団にかかれば切断されてしまう。はたして愛車を盗難から守る方法はあるのか?

自転車の盗難が止まらない。2011年度の東京都内の自転車盗の認知件数は、前年度よりも約1000件増えて、6万27件(警視庁調べ)に。なんと、一日当たり160件以上の盗難が発生している計算になる。

なかでも狙われているのがロードバイクだ。数万円のエントリーモデルからラインナップされているロードバイクだが、人気モデルとなると10万円以上が当たり前。高級ブランドになると数十万円、なかには自動車が一台買えてしまうほど高価なモデルも存在する。

自転車盗難被害の情報交換をするネット掲示板『盗難自転車 情報掲示板』を運営する中古自転車ショップ「サークルトレーダース」の池田善氏が、ロードバイク盗難の現状について語る。

「ロードバイクの盗難は昔から一定数ありましたが、それでも古くからの愛好者は『自転車は盗まれやすいもの』という意識があり、やむを得ず駐輪するときも短時間で済ませるなどの自衛策を講じていました。しかし最近はロードバイクを初めて買う人が増え、そうした防犯意識が行き届いていない気がします。高級ロードバイク窃盗団にとってはオイシイ状態でしょう」

だが、注意をしていても防げないほど手口が過激化しているのが現状だ。被害者のひとり、会社員のCさんに話を聞いた。

「競技でトライアスロンをやってて、ロードバイクを2台持ってます。もちろん普段は室内保管なんですが、盗まれた日に限り、模様替えのためマンション1階の駐輪場に一時的に置いたんです。模様替えが済み自転車を取りに行くと、忽然(こつぜん)と消えていて……」(Cさん)

もちろん、施錠は怠(おこた)らなかったという。

「オートバイ用のスチールリンク錠を2本使い、2台のロードバイクを連結。さらに自転車置き場の鉄柵にくくりつけていたんですが、どうやらワイヤーカッターで鉄柵にくくりつけていたほうを切断し、ワンボックスカーか何かで持ち去ったようです。被害額は1台当たり約50万円、2台まとめて100万円以上です。

オークションや自転車買い取り店など、手を尽くして捜しましたが、いまだに見つかっていません。保険に入っていたんで一部はカバーできましたが、それでも愛車がなくなった痛手と、捜すのに費やした手間と時間は返ってきません。マンションの敷地内とはいえ半日放置したこと、そしてバイクにカバーをかけるなどしてカモフラージュしておかなかったことを悔やんでいます」(Cさん)

はたして盗難された自転車は、取り戻すことができるのだろうか。前出の池田氏が、自転車の防犯について制度の甘さを指摘する。

「自転車の防犯登録やフレームナンバーなどの手がかりは、率直に言って力不足と言わざるを得ません。防犯登録のシールをはがした中古自転車もごく普通に流通していますし、フレームナンバーもユーザーをきちんと特定できる仕組みが用意されていないため、ナンバーを手がかりに真のオーナーを捜すのは困難です」

では、盗難から守る方法はあるのか?

「自転車泥棒には、衝動犯、目先のカネ欲しさの小悪党、そして組織的に動いている窃盗団など、さまざまなタイプがいます。このうち、プロの窃盗団にかかったら、どんなカギをかけていても無意味です。唯一の自衛策は、止めた自転車から目を離さないということ。高級ロードバイクで街中の買い物に出かけ、30分以上も止めるとか、コンビニの前に無施錠で止めるなんてのはもっての外です」(前出・池田氏)

風を切る爽快感と引き換えに、ロードバイクユーザーは、常に盗難の危険にさらされている。

(写真/村上庄吾)


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