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セルジオ越後の一蹴両断! 第275回「ザッケローニのJリーグ軽視が残念だ」

[2012年09月27日]

白熱する優勝争いの最中に日本不在。
ザッケローニのJリーグ軽視が残念!

Jリーグも残り10試合を切り、終盤戦に突入した。優勝争いは例年以上の大混戦。広島、仙台、浦和の“3強”をはじめ、まだまだ上位5、6チームに優勝の可能性がある。マラソンにたとえるなら、団子状態のまま35kmを過ぎた展開。年末に日本で開催されるクラブW杯の盛り上がりを考え、「浦和に優勝してほしい」という関係者も多いようだけど、どのチームも決め手に欠けるし、最終節までもつれるんじゃないかな。

開幕当初から首位争いをしてきたのは広島と仙台。両チームとも粘り強く頑張っているものの、ここにきて少し勢いにかげりが見えてきた。

絶対的なストライカー、佐藤を擁する広島は主力にケガ人が相次いでいる。仙台も相手チームに研究されたせいか、夏場にペースを落とした。さらに、これから優勝を意識する試合が続くことを考えると、両チームとも経験という部分で不安が残る。

一方で調子が上向きなのが浦和と名古屋。特に浦和は明るい材料が多い。攻撃陣では柏木や梅崎に加え、昨季、全然ダメだったマルシオ・リシャルデスが復調し、若い原口も結果を残している。守備も欧州から復帰した阿部が中心になって安定した。昨季までとはまるで別のチーム。ペトロビッチ監督の下、悪循環を完全に抜け出したね。チームとサポーターの関係も平和な状態に戻ったし、今は社長も堂々と浦和の街を歩けるだろう。

名古屋は、選手の顔ぶれを見れば、本来もっと余裕を持って上位にいないといけないチーム。でも、今季はケガ人が続出して、一時は闘莉王がFWをやっていたほど。ここにきて玉田やケネディが復帰し、ようやくベストメンバーを組めるようになった。本稿締め切り時点で結果はわからないけど、逆転優勝を狙えるかどうかは、22日の広島戦次第だね。いずれにしても、浦和も名古屋も経験豊富な選手が多いのが、仙台と広島にはない強みだ。

もう1チーム、磐田も優勝を狙える位置につけている。攻撃的なサッカーには僕も魅力を感じているけど、若い選手が多く、まだ優勝は難しいだろうなという印象。そこまでの勝負強さはないと思う。

今後のカギを握るのは直接対決。終盤に上位陣との対決が集中している浦和に注目だね。その日程が吉と出るか、凶と出るか。目が離せないよ。

それにしても、ひとつだけ残念なのは、Jリーグがこんなに面白い展開になっているのに、日本代表のザッケローニ監督が日本にいないこと。W杯予選のイラク戦後、海外組視察のため欧州に飛んで、そのまま日本代表の10月の欧州遠征(vsフランス、vsブラジル)に合流するそうだ。僕には理解できないよ。欧州組の力はもう十分把握できているはずだし、コンディションの確認といっても、結局は試合に出ていない長谷部(ボルフスブルク)を起用するのだろう。なぜ、もっとJリーグに目を向けないのか。広島の佐藤なんて、誰が見ても今、代表に呼ばれて当然の選手なのに。

優勝争いを占うような試合をザッケローニが観に来れば、選手の刺激になりJリーグ自体も盛り上がる。何より、Jリーグは日本代表を強くするために創設されたということを忘れてはいけない。それだけにザッケローニのJリーグ軽視の姿勢は残念だね。

(構成/渡辺達也)


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