続いては、高機能がウリの炊飯器「パナソニック SR-SX102」(6万7770円)。近年、炊飯器は「お米をおいしく炊く機能」に注目が集まっており、高額な製品も売れているという。
「高機能炊飯器を求める消費者が増えたことで、かなり高額な炊飯器も売れる状況にあります。しかし、これはそうしたトレンドとは違う方向に進化してしまったモデルです」(安蔵氏)
この「SR-SX102」は、スマホとの連携がウリ。なんとパエリアやビビンバなどのレシピをスマホで検索し炊飯器に転送したり、炊飯コースを設定したりできるそうだ。
「でも実際に炊飯器でそこまでいろいろな料理を作ることが求められているでしょうか。炊飯コースの設定にしても、ご飯を炊くだけにそんな大げさな……という感が否めません。どう考えても、『クラウド』とか『スマホと連携』という企画ありきで作られた製品のように思えますね」(安蔵氏)

お米の種類や炊き方、炊き上がり時間などをスマホで設定し、最後にタッチすれば完了!という機能だが、かえって面倒な気も……
パナソニック製品には、ほかに14万円もする天井収納式物干し竿なども。ホームページで製品紹介されている部屋干し用送風機との組み合わせがオススメのようだが、なんと合計約20万円にもなってしまう。
「ここまでお金を使うなら、ヒートポンプ式の衣類乾燥機を買ったほうがいいんじゃないでしょうか。また、誰に向けた商品なのか、というあたりも疑問です。洗濯物を干した後で天井まで上昇させれば邪魔にならないということですが、それには相当の天井高が必要でしょう(笑)」(安蔵氏)
安蔵氏によると、パナソニック、東芝、日立、シャープなど、日本を代表する家電メーカーはすべてトンデモ商品を作っているが、なかでもパナソニックとシャープが突出している、という。
「ただ、家電はトンデモ製品から出てきたアイデアや技術が進化し、将来につながることもある。長い目で見守ってほしいと思います」(安蔵氏)
「ホントにいる?」と思える珍機能が、いつか花開くことを願おう。
(構成/植村祐介)




























