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4Gスマホの契約は、タダでは3Gに戻せない?

[2012年11月21日]

4Gスマホは「速さ」ばかりに気を取られるが、機種変すると負担増になることも……

各携帯キャリアで続々と高速大容量通信(以下、「4G」)の対応機種が発売されている。もちろん、4Gは速いことは速いが、3Gと比べてパケット定額料金が高いのがネックだ。しかし、料金の高さを不満に思ったとしても、一度4Gの料金プランで契約してしまったら、3Gの料金プランへは“すんなり”とは戻れないケースが多い。その理由は、各社の料金体系の適用条件にある。

例えば、ドコモで以前使っていた手持ちの3Gケータイやスマホを持ち込んで4Gから機種変しようとした場合、選べるプランは「ベーシックプラン」(最安で月々1890円のタイプSS。無料通話分は1050円分)になってしまう。

もっと安い「バリュープラン」(最安は月々980円のタイプSSバリュー。無料通話分は1050円分)をなぜ選べないかというと、適用されるのは、あくまで3Gのケータイやスマホを「バリューコース」で新規購入か機種変更したケースのみだからだ(持ち込みはダメ)。つまり、無料通話分は変わらないのに、料金はほぼ倍となってしまうのだ。

これは、ソフトバンクの「ブループラン」や「オレンジプラン」も同様だ。4Gから無料通話分を目当てにこうした3Gのプランにもう一度戻るためには、新たに3Gスマホを機種変して購入しなければならない。

auは唯一こうした縛りがなく、以前の端末を持ち込んで3Gの料金プランに戻すことができる。ただしその場合は、契約変更の手数料として3150円が必要という。まったくタダというわけにはいかないのだ。

しかも、さらなる問題は、こうした3Gから4Gへの機種変に関わる落とし穴が販売サイドに徹底されていないこと。3Gと4Gの料金プランの違いなど、疑問点を量販店の販売員に聞いてみても、「ちょっとよくわからないので、そのあたりはキャリアショップで聞いてください」と逃げたり、4Gでは選べない料金プランでも「大丈夫です」と、明らかに間違った内容をレクチャーする販売員もいる始末。こんな販売員に勧められ、言われるがままに書類にサインして機種変したら……。翌月以降に明細書を見てビックリすることになりそうだ。

もちろん、3Gから4Gへ機種変更してメリットがある人もゼロではない。それは4Gのスピードを生かした動画コンテンツを楽しむ人、そしてドコモのスマホユーザーのうち、テザリングを使う人だ。しかし、ケータイジャーナリストの石川温(つつむ)氏は、こう付け加える。

「4Gで動画コンテンツを日常的に楽しむ場合、ひと月当たり7GB超の通信量制限に引っかかり、通信速度が抑制される可能性もあります。なので、ヘビーなユーザーは3Gのままのほうがいいケースもあるのです。悩ましいところですね」

思わぬ値上げを避けるためにも、まずは自分のスマホの使い方をしっかりと考えることが重要なのだ。

(取材・分・撮影/「4Gスマホの落とし穴」取材班)


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