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中国の大気汚染が3年以内に北半球を氷づけにする?

[2012年12月05日]

急速な近代化が進む中国では、工業の発展と自動車の普及などによって、大量の排ガスが発生。現在、「世界で最も大気汚染が深刻な国のひとつ」といわれている。

この深刻な大気汚染は人体に有害であると警告する専門家は少なくないが、影響はこれにとどまらず、なんと世界を氷河期に陥れる引き金となる可能性まであるというのだ。

最大の原因となるのが黄砂だ。年々、中国から舞い上がる黄砂の量は増え続け、来年の予想量はなんと5億トンに迫るという。汚染物質が黄砂に乗って世界中にまき散らされ、ついには人類滅亡にも直結するという恐怖のシナリオを、中国人ジャーナリストの程健軍(チンジェンジュン)氏が解説する。

「中国で急激に砂漠化が進んでいるのはご存じのとおり。しかし本当に問題となっているのは『砂漠化』以上に本来、砂漠化するはずがない場所が砂漠化する『沙地化』問題で、特に被害が甚大なのは内モンゴルです。
内モンゴルでは定着農耕が進み、この5年間で人口が3倍にもなりました。政府が食糧生産を増やそうとするあまり、土壌の回復を上回る開墾が進んでしまったのです。もともと内モンゴルは古代、海だった場所。草原のわずか30cm下は砂という痩せた大地です。それを補おうと過剰な農薬や強力な殺虫剤、成長剤などをまく。そんな汚染された毒土が黄砂と一緒に飛ばされ、周辺の土壌まで汚染を広げ、さらに砂漠化が進むという最悪の循環に陥っています」

さらに問題を深刻化させているのが、ヤギの激増だという。

「中国内陸部には、貴重な草原を根こそぎ食い尽くすヤギが2億2000万頭ほどいます。これほどまでにヤギが増えた理由は、羊よりカシミヤの原料にされるヤギのほうが現金収入が多いから。ところがヤギは草や木の根や苗木ごと食べてしまうので草原が再生できず、砂漠化が進んでしまうんです。とはいえ、貴重な現金収入であるヤギの放牧をやめろと言うわけにもいかず、今のところこれを止める術はありません……」(程氏)


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