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死を招く“殺人ダニ”から身を守る方法

[2013年02月19日]

「馬原アカリ医学研究所」所長の藤田博己氏(右)と馬原文彦氏がダニ撃退法として提唱するのは……?

ダニが人の命を奪う―。にわかには信じ難い事態が日本で起こっている。13日、国内で新たにふたりの死者が確認されたマダニが媒介するウイルス感染症・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、もし感染すれば高熱や血尿を発症し1週間で死をもたらす恐ろしい感染症にもかかわらず、現時点で有効な治療法は確立されていないという。

では、今回確認された新型ウイルスを持つと疑われるフタトゲチマダニとオウシマダニは、いったいどこに生息しているのか。日本唯一のダニの民間研究施設「馬原アカリ医学研究所」の医学博士・藤田博己氏に聞いた。

「フタトゲチマダニは日本全国にいます。主に野山にいるが、公園の草むらなど、都会で見かけることも多い。散歩に連れ出したペットの犬などを介し、家の中に病原体を持ったダニを引き入れている可能性もなくはないですね」

まさか“殺人ダニ”と一緒に暮らしているなんて、恐ろしすぎる……。

「そこまで恐れる必要はありません。人に病気を起こすダニ媒介の病原体はいくつか存在しますが、そうした病原体を持つダニは全体の1%にも満たないから」

とはいえ、防御対策などは?

「野山に出かけるときは肌を露出しないよう長袖、長ズボン、手袋を必ず着用すること。外ではもちろん、帰宅後はすぐ入浴するなど、体にダニ類がついてないか確認してください。もし付着していたら、ムリに取り除いてはいけない。ダニは皮下に前脚と頭部を深く食い込ませていて、その部分がちぎれて皮下に残り、そこから病原体を取り込む恐れがあります」

では、もし付着していた場合はどう対処すればよいのか。

「もし自分の肌にダニが付着しているのを見つけたら、その上からたっぷりとワセリンを塗る。塗布後15分から20分ほどするとダニは窒息死し、体からポロリと抜け落ちます。それでも高熱や嘔吐など体に異常が現れたら、速やかに皮膚科へ駆け込んでください」

ワセリンはコンビニなどでも気軽に買うことができる軟膏だ。殺人ダニから身を守る方法、ぜひ覚えておきたい。

(取材・文/興山英雄 撮影/下城英悟)

 


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