週プレNEWS TOP ニュース アイドル 気仙沼で活動する小学生アイドル・佐々木莉佳子親子の2年「思い出は流れたけど、私たちには未来がある」

気仙沼で活動する小学生アイドル・佐々木莉佳子親子の2年「思い出は流れたけど、私たちには未来がある」

[2013年03月23日]

震災から2年たち、前に進み始めた佐々木親子。自然な笑顔も出るようになってきた

宮城県・気仙沼(けせんぬま)で活動するアイドルグループ、SCK GIRLS。その最年少メンバーの佐々木莉佳子(りかこ)ちゃんも、親子で東日本大震災を被災した。あれから2年、佐々木親子はどのように前に進んできたのか。写真とともにこの2年を振り返る。

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2011年3月11日、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市。その町で生活する少女がいる。名前は佐々木莉佳子。震災当時は9歳だった。

「地震が起きたときは、6時間目の算数の授業中でした。最初は“グラグラ”だったのが、どんどん体験したことのない揺れがきたんです」

その頃、気仙沼漁港で仲買・販売をする父・利重(とししげ)さんはものすごい揺れに「これはヤバい」と車に飛び乗り、莉佳子ちゃんを迎えに向かったという。

「道路はすでに大渋滞でまったく車が動かない。すぐに車を乗り捨てて学校まで走りました。学校に着くと泣きじゃくる娘の手を取り、高台に走ったんです」

莉佳子ちゃんは走っている最中、自宅のほうを見ると町中に大量の木くずが舞い上がっているのが見えたという。

「その木くずがどんどんこっちに近づいてくるんです。それが怖くて……とにかく人生で一番の速さで走りました」(莉佳子ちゃん)

その後、襲ってきた津波は彼女が10年間生まれ育った自宅兼水産会社の工場を流してしまった。家族全員無事だったが自宅をなくした佐々木家。すぐに避難所生活が始まったが、毎日続く余震に莉佳子ちゃんはほとんど眠れなくなっていた。

莉佳子ちゃんが通っていた南気仙沼小学校。津波は校舎の2階まで押し寄せた。現在は閉校となり、更地になっている


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