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ワタミ・渡邉美樹が40億円の赤字学校を再建した“敏腕経営者”としての辣腕ぶり

[2013年09月04日]

郁文館教育の売り文句のひとつに「夢合宿」なるものがある。家族から離れた環境で自分を見つめるべく、長野県・東御市奈良原にある郁文館の合宿施設「志高館」で、10泊11日の合宿を毎年行なう、というものだ。

ところでこの志高館、郁文館が30億円から40億円とも言われる巨額の負債を抱えて経営難に陥る元凶であり、元々はホテルだったところ。渡邉氏はここで、居酒屋仕込みの経営手腕を発揮する。

「私の目の前で常務理事に『これ、何泊したら採算取れる? あ、そう。じゃあ、そうしましょう』と言うんです。聞いてびっくりした。渡邉に『教育』という観点からの配慮は全然ない」(小林教授)

子供のためにではなく、“採算”のために合宿日数を決める――。さすが敏腕経営者といったところか。その“辣腕ぶり”が遺憾なく発揮されたエピソードは、これだけにとどまらない。

「ワタミって、有機野菜の農場をやっているって自慢しているでしょう。そのワタミファームに、社会科の校外学習で遠足に行くことになった。有機野菜というのを勉強させるのもいいかと思ったんだけど、そうしたら渡邉が張り切っちゃって、有機野菜を切り分けた袋を1人何百円かで生徒に売る用意をしちゃっているわけですよ。

『子供たちにお土産の野菜を押し売りするな』って私は言った。そうしたら渡邉は私に向かって、こう言ったんです。『用意しちゃったんですよ』って(笑)。つまり、彼は教育者ではなく、経営者として“採算を度外視しない”ことばかりやっている」(小林教授)

「教育者」である小林教授と、「居酒屋の経営者」である渡邉氏の仲に、決定的な亀裂が走るまでにさして時間は必要としなかった。小林教授が郁文館の校長に就任してからおよそ2年後の2004年冬、小林教授は渡邉氏から「辞表にサインしてくれ」と迫られる。渡邉氏にうんざりしていた小林教授は、郁文館を去った。

インタビューの最後に、小林教授はこう語っていた。

「アイツは如何(いかが)わしい野郎だけど、それに早く気づかず、付き合っちゃった自分がすごく恥ずかしいんだ」

(取材・文/明石昇二郎&ルポルタージュ研究所)


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