多種多様な候補がそろった今回の都知事選だが、実は自衛隊での勤務経験を持つ候補者が3人いる。

ひとりは元航空幕僚長の田母神俊雄氏。そして、ひめじけんじ氏(元航空自衛官)、ないとうひさお氏(元陸上自衛官)だ。自衛隊は人材の宝庫である。

ひめじ氏の政策の柱は「平和」で、「東京五輪と同時に“平和オリンピック”を開催し、世界中の人と平和について語りたい」と訴える。

ないとう氏は「東京五輪を積極的に支援する」と述べる一方、都の費用負担削減を主張。削減分は、「歩行者道路と自転車道路の整備に充てる。5年後をメドに、関東8県と甲信越で『ツール・ド・関東甲信越』(自転車競技)を開催したい」と独自案を披露した。

(取材/畠山理仁)

■ひめじけんじ(61歳、無所属)本名:関口安弘。会社員、元航空自衛官。都知事選への立候補は2011 年以来2回目で、前回は11位(最下位、3278票)。

■ないとうひさお(57歳、無所属)本名:内藤久遠。元派遣会社社員、元陸上自衛官。「ツール・ド・関東甲信越」の開催、歩道・自転車道の整備を訴える。都知事選は今回が初。