近年、20代女性とアラフォー男性の“年の差婚”“年の差恋愛”が増えている。

結婚相談所・株式会社アルパが行なった「結婚に関するアンケート」によると、10年前は全体の15%にすぎなかった「11歳以上差」の結婚が、現在はなんと46%! 実に、3倍も増加しているのだ。

同社代表の小山礼子氏にその理由を聞いてみた。

「理由のひとつとして“20代男子の草食化”があります。好奇心が弱く遊び方もおとなしい20代男子に比べ、アラフォー男性は女性を楽しませる術に長(た)けていますから。女性を褒(ほ)める、デート代は男性が多めに支払うという40代男性からすれば当たり前の行為も、今の20代男子には抵抗があるというアンケート結果も出ています」

しかし、10歳以上も歳の差があれば、価値観のすれ違いなども起こるのでは?

「ラブラブ期間でいえば、年の差があるほうがむしろ長いようですよ。同世代婚では、女性が年を取ると旦那さんはすぐに『オバサン』として扱うようになる一方で、年の差婚では、多少女性が年を取ったとしても旦那さんからすれば『かわいい女のコ』のままですから、いつまでもラブラブな例が多いんです」

ただ、こうした“年上好き女子”は、「結局のところ、お金目当てじゃないの?」という疑念が湧き上がるのも事実。

それに反論するのは、『【年の差婚】の正体』(扶桑社)の著者で『ホンマでっか!? TV』にも出演する、マーケティングライターの牛窪恵氏だ。

「年の差男性を恋愛相手に選ぶ女性のほとんどは、実はお金目当てでなく“包容力”と“自己成長”を求めています。自分より人生経験のある男性に甘えたいという欲求と、生き方や考え方を教えてもらい、自分を高めたいという向上心を持った女性なんです」

そんな“年上好き女子”をどうやって見分ければいいのか?

「年の離れた男性と結婚した女性を多く取材してきた経験から、“ファザコン”的な女性が圧倒的に多いということが言えます。“デート”と称して父親と買い物や食事に出かけるような女性。もしくは逆に、もっと父親に甘えたかったのになんらかの事情で甘えられずに育った女性。どちらにせよ、父親への思いが強い女性に年上好きが多いようです」(牛窪氏)

すでに結婚をあきらめているアラフォー男性、または将来に不安を抱えるアラサー男性のみなさん。カワいい20代女性をお嫁さんにもらうチャンスは、まだまだ大いにあるみたいですよ!

(取材/黄 孟志)

■週刊プレイボーイ9号「お金好きじゃない年上好き女子を見抜く10の方法!!」より