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首都圏が揺れる理由「関東地方は免震・耐震機能がない四重の塔」

[2014年05月19日]

5月5日早朝、関東地方を襲った地震(M6.0、震源地深さ約160km)について、気象庁はこう発表している。

「今回の地震は、想定されている首都圏直下型や関東大震災(1923年9月、M7.9)などの巨大地震とは震源の深さやメカニズムがまったく異なるので関連性は低い」

とはいえ東京23区内の最大震度は5弱を記録した。かなり震源地が深かったにもかかわらず、なぜこんなに大きく揺れたのか? それは、関東直下のプレートが大きく関係している。

関東・東海地方の地殻は、厚さ30~40kmの北米プレート/フィリピン海プレートの下に太平洋プレートが潜り込む複雑な構造だ。そして最近では、フィリピン海プレートと太平洋プレートの間に「関東プレート」という第4のプレートが存在するとの見方も出てきた。

これは太平洋プレートの一部が割れ、フィリピン海プレートとの間に挟まってできたとみられ、約100km四方のプレートの上に東京都がすっぽりのっているといわれている。

つまり、関東直下のプレートは4層構造になっており、複雑かつ不安定。「免震・耐震機能がない四重の塔」とも表現されるほどで、地下160kmという深い所で発生した場合でも震度5弱を記録してしまうのだ。関東大震災(推定深度23km)クラスが再び襲ったら、どれほどの揺れになるのか想像もつかない。

東日本大震災を境に、相模湾地域の地震活動と地殻変動が強まってきている。例えば昨年7月3日には相模湾中央の深さ約10kmでM3.5の地震が、7月10日には相模湾西部の深さ10kmでM 3.9、最大震度4(神奈川県湯河原町)の地震が連動発生した。それより前の1月から3月にかけては箱根火山周辺で群発地震が観測され、6月には三浦半島先端の城ヶ島沖海底で「6mの異常水深減少=海底隆起」が確認された。


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