昔も今も、男女の出会いの王道といえば「合コン」。カップルになったきっかけが「友だちの紹介で……」なら、ほぼ合コンと考えて間違いないだろう。

このように結婚まで至ってしまうケースも多い合コンだが、一方で、それっきりの関係になるパターンも数え切れない。

この両者の違いはどこにあるのか? これまでに2000回以上の合コン経験を誇り、メディアでも活躍中の『日本合コン協会』会長、絵音(えのん)さんが、結婚にも出会いにもつながらない「一夜限りの合コン」の特徴を語った。

まず多いのは、男女とも相手に“期待しすぎる”合コン。

「仕事でもプライベートでも合コンのセッティングをしてきましたが、リクエストが細かい人が多いんですよ。年も若くてかわいくて、空気も読めてお酒も飲めて……って、そんな人、彼氏もいて、合コン来ませんから(笑)。

そういう、女性に会う前から期待値を上げすぎた合コンでは、自分でつくったギャップで機嫌を損ね(笑)、盛り上がらなくなりますね」

一方、盛り上げようと思って男性が喋り続ける合コンも評価は低い。

「場を盛り上げるつもりが空回りして、ずっとしゃべり続ける男性がいる合コン。女性は話を聞いてもらいたい生き物なので、そんな男性には不満がたまるだけです。女は確実に、引いてます」

また最近の婚活ブームから、合コンを結婚相手探しに利用するケースも増えている。しかし、互いに必死すぎるのはNGだ。

「切実な思いはわかるのですが、参加メンバーが“婚活モード”に入りすぎている合コンは、場が結婚への執念に支配され、楽しくありません。妻帯者の方などに助っ人で参加してもらい、盛り上げ役になってもらいましょう。でも、結局、その人が一番人気になって、不倫へ……っていうケースもありますけど」

「期待しすぎるコン」「しゃべりすぎコン」「ガチ婚活コン」。マジに出会いを求めている男性諸君、この3つのパターンにだけは要注意だ。

■週刊プレイボーイ22号「合コン経験2000回超えの新婚・絵音さんに聞いた結婚に至る合コン、一夜限りの合コン」より