完成会見は参勤交代の際に渡られていた日本橋(江戸東京博物館内で復元された)で開催。男性陣は袴姿、紅一点の深田は着物姿で登場した

27日、時代劇映画『超高速!参勤交代』の完成会見と完成披露試写会が行なわれ、佐々木蔵之介深田恭子伊原剛志西村雅彦寺脇康文上地雄輔知念侑李(Hey!Say!JUMP)柄本時生六角精児本木克英監督猿の菊千代(試写会のみ)が出席した。

同作は、佐々木が演じる湯長谷藩主が、家臣とともに「5日以内に参勤交代せよ」という幕府からの無理難題に挑むドラマ。時間もカネも人もない、まさにキャッチコピーの「このミッション、インポッシブルです!」という状況のなか、知恵やチームワークで乗り切る。

上地が西村や六角にいたずらを仕掛けたり、寺脇が出演者の物真似で本人たちが言いそうなセリフを披露したりと、現場は和気あいあいとした雰囲気だったそう。伊原は撮影中にキツかったことを聞かれ、「だいたいみんなで酒飲んでたんで、(走っている場面で)その酒がね。こんな酒を飲んだ現場はなかった」と仲の良さが窺えるエピソードを明かした。

そんななか、紅一点となった深田は「皆さんがすごく仲が良くて。毎晩のように飲みにいってらしたようで、すごくうらやましかったです」と、男性陣の親密ぶりに嫉妬。

しかし、その輪に華を添え、盛り上げていたのは深田だったよう。佐々木が「深田さんがいらっしゃる時といらっしゃらない時では、スタッフのノリが明らかに違った。なんか浮き足立っていた」と暴露。六角も「士気が高まりましたね」と明かすなど、劇中で“口汚いが乙女なヒロイン”を演じた深田だが、現場では“お姫様”だったようだ。

「口汚い役柄なので、セリフとかもちょっと戸惑うこともありました」という深田も「みなさん、代わる代わる『おはよう』と挨拶に来てくれたり、今までに経験した現場の中で一番、優しくしてもらったんじゃないかというくらい、とても温かい現場でした」と、笑みをこぼした。

「めちゃくちゃポップで愉快でかっこ良い時代劇になった」(佐々木)という同作は、6月21日から全国公開される。

(取材・撮影/週プレNEWS編集部)