週プレNEWS TOP 連載コラム 逆に教えて!! 加藤嘉一「好景気に沸くメキシコ。その武器は『スペイン語のパワー』です!」

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加藤嘉一「好景気に沸くメキシコ。その武器は『スペイン語のパワー』です!」

[2014年06月09日]

アメリカや日本、そして多くのヨーロッパ諸国が不況に苦しむなかで、メキシコが元気いっぱいです。そのパワーの源はどこにあるのでしょうか?

近年は多くの国が同時不況にあえいでいますが、一方で好景気に沸く国がないわけではありません。

そのひとつが先日、ぼくが仕事の関係で訪問したメキシコ。今年に入り、アメリカの格付け会社ムーディーズは、メキシコ国債を最も信用度の高い「A3」ランクに引き上げました。中南米諸国で国債格付けがA3になったのは、チリに次いで2ヵ国目。ゴールドマン・サックスの中南米担当エコノミストは、メキシコの格上げは妥当で、政府が推し進めた大規模な構造改革により経済成長が見込まれる、と分析しています。

事実、最近ではアメリカへ出稼ぎに行っていたメキシコ人たちが、続々と母国へ戻ってきているそうです。差別にあったり、低賃金で働かされるアメリカよりも、勢いがあるメキシコ国内のほうが仕事が多く、条件も良好と聞きます。

首都メキシコシティのカフェに入った際、昨今の好景気を象徴する現象に直面しました。女性店員に話しかけたところ、彼女はメキシコ人ではなくスペイン人だったのです。彼女の話では、同じように大西洋を渡り、メキシコに“出稼ぎ”に来ている同胞が数多くいるといいます。

確かに、現在のスペイン経済は最悪の状態で、若年層の失業率は50%以上ともいわれる。しかし、それにしてもスペインはメキシコの旧宗主国です。かつてはメキシコからスペインへの出稼ぎが普通だったのに、今や逆転現象が起こっている。スペインが「先進国」かどうかについては議論があると思いますが、いずれにしてもヨーロッパの歴史ある国から、メキシコのような新興国へ労働力が流れるというのは、新しい時代の潮流といえるでしょう。

また、メキシコシティのアメリカ大使館の横にあるスターバックスで知り合いになったメキシコの経済学者はこう話していました。

「ヨーロッパは不況とはいえ、機関投資家はまだまだマネーを保持している。しかし、ヨーロッパには肝心の投資先がなく、代わりに景気のいいメキシコのインフラなどに投資しているのが現状だ」

現在のメキシコには、ヨーロッパから労働力とマネーの両方が流れ込んでいるというわけです。


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