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セルジオ越後の一蹴両断!第360回「惨敗の責任は監督でも選手でもなく、協会とメディアにある!」

[2014年07月03日]

どのチームも暑いなかでハードワークして、迫力のあるスペクタクルな攻撃を仕掛け、決めるべき人が決める。どちらが勝つか最後までわからない、手に汗握る試合も多い。あらためてW杯は最高の舞台だなと実感している。

それだけに、日本のふがいない戦いぶりが際立ってしまったね。開き直った3戦目のコロンビア戦はともかく、初戦のコートジボワール戦、2戦目のギリシャ戦ともに横パスだらけで気持ちも伝わってこない。ブラジル人の観客にも面白くない試合だなと思われていた。選手たちは口グセのように「自分たちのサッカー」と言っていたけど、結局、中身はその程度だったんだ。

1勝もできないままグループリーグ敗退。とにかく残念だよ。僕も最後まで日本の勝利を願っていたし、勝てないにしても、せめてもう少し意地を見せてほしかった。せっかく多くのサポーターが遠くブラジルまで応援に駆けつけてくれたのに、彼らは肩を落として帰ることになってしまった。

敗因はたくさんある。ただ、ひとつ言えるのは、みんなが考えているほど日本のサッカーは進歩していなかったということ。日本より相手が強かった。アジアはみんな弱い。それがはっきりしただけだ。

今となってはこの3試合だけを分析しても意味がない。この4年間を振り返って、何が問題だったのか、総合的に見直す必要がある。日本サッカー協会がその作業を行なわないまま責任逃れに奔走し、その間に新しい監督を決めて「Road to Russia 2018」と再スタートするようなら、また同じ4年間を繰り返すだけだよ。

名前だけで実質二軍の相手を国内に呼んで、6人も交代できる興行的な試合ばかり行ない、選手、監督、そしてファンに「日本は強い」と錯覚させる。そういう構造的な問題を考えないと、何も変わらない。サッカー協会は今度こそ時間をかけて、その作業を行なわなければいけない。


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