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野球中継で気になる言葉を解明!「伸びる球」や「キレのある球」ってなんだ?

[2014年08月14日]

台風による延期に見舞われたものの11日から今年の甲子園も始まった。今年は例年になく、バラエティー豊かな好投手が出揃(そろ)い、投手戦に期待したいところだ。

しかし、普段のプロ野球中継でもそうだが、気になるのはアナウンサーや解説者が放つ“感覚的な言葉”。本格的な野球経験のないファンからすると、わかるようなわからないような……というのが正直なところだろう。

そこで! そんな不思議ワードを、日米通算121勝129敗62セーブと、メジャーリーグでも活躍した吉井理人(よしいまさと)氏と、現在は野球解説者で日本プロ野球歴代最多の通算487二塁打を達成した立浪和義(たつなみかずよし)氏のふたりに解説してもらった。

ひとつ目は、野球中継でよく「今日の○○投手のボールはよく伸びていますね」などと言われるが、投げたボールが「伸びる」なんて現象はホントに起こるのか?

「研究によると、投げたボールはマウンドからホームベースまでの間に角度が4度から7度落ちているそうなので、“伸びた”というのはバッターの錯覚です。キレイなスピンで回転数の多いストレートは、(上向きの)揚力が発生して落ち幅が少ないので、打者の予測よりボールが上にあるという意味で『伸び』を感じるんでしょう。例えば、阪神時代の藤川球児、オリックスの金子千尋(ちひろ)のストレートはそういうボールに見えますね」(吉井)

では、「○○投手のボールはキレています」という表現もよく聞くが、これはどういう意味なのだろう。

「キレは打席に立って初めてわかる感覚だと思います。レンジャーズのダルビッシュ(有)や巨人の杉内(俊哉・すぎうちとしや)が代表的なんですが、彼らはギリギリまで肩(右投手なら左肩、左投手なら右肩)の開きをガマンして、ホームベースに近い位置でボールを離す。だからバッターの手元でもボールの回転があまり失われず、『このピッチャーのボールはキレているな』と感じるんです」(立浪)


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