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北朝鮮で“闘魂”再び! 1995年、伝説の「平和の祭典」とはなんだったのか?

[2014年08月29日]

1995年の「平和の祭典」のメインイベント。猪木のファイトに平壌の大観衆が酔いしれた

8月30、31日の両日、アントニオ猪木率いるIGFが北朝鮮で「インターナショナル・プロレスリング・フェスティバルin平壌」を開催する。今なぜ?と賛否両論、物議を醸(かも)しているが、これは猪木にとって2度目の北朝鮮興行となる。

前回は1995年4月28、29日に開催された「平和のための平壌国際体育・文化祝典」(通称「平和の祭典」)。巨大な綾羅島(ルランドー)メーデー・スタジアムに2日間で計38万人といわれる大観衆を動員し、メインイベントは猪木がアメリカの超大物リック・フレアーと闘い、蝶野正洋、橋本真也、スコット・ノートンら当時のトップ選手が参戦したほか、ブル中野vs北斗晶の女子プロレス頂上決戦も行なわれ、平壌市民を熱狂させた。

この「平和の祭典」のとき、現地に滞在していた人物に、当時の北朝鮮の様子を振り返ってもらったのが『週刊プレイボーイ』(2012年49号)の記事だ。それがどれだけスケール外なことだったのか、この機会に再検証してみよう。

■平壌で公安に拘束されたジャーナリスト

平壌の街でディープな経験をしたのはジャーナリストの世良光弘氏だ。

「中外旅行社という朝鮮総連系の旅行代理店が企画したツアーに参加しました。『平和の祭典』のおかげで特別なチャーター機が出て、代金は25万円。15人程度のグループに分けられ常に監視役がつき、『勝手な行動は許しません』という感じでしたね」

――で、勝手な行動をしたわけですね(笑)。

「夜20時以降は外出禁止だったんですが、私は、よど号乗っ取り犯の田宮高麿(たかまろ)を取材しようと、彼が滞在していた高麗ホテルに行ったんです。結局会えなかったので帰ろうとしてタクシーを呼んだが全然来ない。30分ほどして突然、BMWが来てふたりのイカツイ男に後部座席に押し込まれました」

――かなり危ない状況(汗)。

「彼らは公安でした。車は夜の道を信号無視でぶっ飛ばし、私はいよいよ生爪を剥がされ拷問にあうのかと考えていたら、自分の泊まっていたホテルに帰されました。でも私はラッキーだった。ある人は公安に拘束されて6時間取り調べられた挙句、罰として金日成(キム・イルソン)を讃える歌を50回歌わされてヘロヘロになって帰ってきました」

――ほかに驚いたことは?

「三大革命展示館というところに、この国自慢の工業製品が展示されていたんですが、エンブレムだけ星型にして付け替えただけのベンツがあったり。ショーウインドーにはなぜか、金色のスケベイスが誇らしげに展示されてました」

――用途も知らずに(笑)。

「公園に行ったら、われわれが来るタイミングに合わせてカップルがボートを漕いで寄ってきたり……地上の楽園を演出したいのが見え見えでね。われわれの行動をずっと撮影しているカメラマンがいたんですが、ツアー最終日に案内係が『みなさんの旅行の思い出を記録したこのVHS、1本3万5000円です』。誰が買うかって!(笑)」


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