童貞コンに参加する、本誌セキネ(38歳)。童貞コンはひとりで参加している男女が多かったが、すぐに意気投合!

『週刊プレイボーイ』の連載コラム「婚活廃人」のメンバーがプロデュースした、モテない男子でも輝ける街コン「恋愛苦手男子コン」、そして童貞限定(!?)の「彼女いない歴=実年齢男子コン」が開催された。どんな男女が集まり、果たして、どんな結果になったのか? 後編は「彼女いない歴=実年齢男子コン」を完全リポート!

■10月5日(日)大雨 童貞コン

翌日、台風が接近するなか、開催された前代未聞のイベント「彼女いない歴=実年齢男子コン」。いわゆる“童貞コン”である! 週プレからはガチ童貞・オブチ(26歳)と素人童貞・セキネ(38歳)が参加。

オブチ「ぶっちゃけ童貞の中では自分が一番女慣れしてますよ。今日はひとり勝ちですわ!」

セキネ「どうせ彼女できないし、早く帰りたいです」

別の形でこじらせているふたり。では、一般参加男性はどんな顔ぶれが?

「高校が男子校で、そのまま工場に就職してしまい。好きなタイプとか言ってられないので、誰でもいいです!!」(24歳・溶接工)、「青春はガンダムに捧げていました。自分が女性から若く見られるのか老けて見られるのかすら、わからないので不安です」(36歳・電機メーカー)などと語る20代前半から30代後半の童貞たちが集まっていた!

こんな15人の童貞がひしめく異様な会場に、続々と女性がやって来る。年齢層はほとんどが20代で、街コンに来なくても彼氏ができそうなコばかりだが。なぜ参加しているのか……疑問が晴れぬまま、街コン開始!

オブチの最初のお相手は、新垣結衣に見えなくもない(上から目線でスミマセン)女性(21歳・美大生)。

オブチ「童貞でいいんすか?」

女性「え……は、はい……」

オブチ「なんで参加を?」

女性「私も彼氏いた経験がなくて……(照)」

オブチ「(このコ、確実にバージンですやん!)」

普段の街コンでは出会えないウブな女性を前に、テンションが上がるオブチ。ほかの女性にも聞いてみたところ、過去の交際人数はふたり以下との回答が圧倒的多数! ほかのテーブルからも、

男性「僕、ディズニーランド行ったことないんです……」

女性「私も女同士でしか行ったことありません……」

などという初々しい会話が聞こえ、童貞にとって心を開きやすい環境に…。

童貞たちに芽生えた友情

一方、セキネが相手をしていたのは会場で明らかに浮いていた金髪ギャル(27歳・ネイリスト)。

ギャル「あなた、真性童貞? 素人童貞?」

セキネ「素人童貞です」

ギャル「じゃあ、アウト」

嘘のような話だが、ひとりひとりにこんな質問をしていたのだ! どうやらガチ童貞を探している模様。ここで、ギャル好きのオブチを紹介。

オブチ「べっぴんすね!!」

ギャル「なんで女慣れしてんの? 童貞としての魅力ない」

約70回の婚活パーティ参加が災いし、撃沈……。話を聞くと、過去にヤリチンの彼氏にだまされて以来、童貞との交際に憧れているとのこと。キャバクラで働いていた経験上、「童貞は女に嘘をつかない」という考えを持っているらしい。その後も、彼女は同席した男性全員に童貞チェックを行ない、男性を数名引き連れて2次会へ消えていった。

オブチ「あいつら、今日童貞捨てるかもですね(泣)」

また、清楚(せいそ)系の女性ペアと2次会に流れていく男性ペアも発見。声をかけようか迷うが、ここは邪魔をせず見守ることに。

結局、誰ともうまくいかなかったオブチとセキネは同じように惨敗した男性ふたりを連れて、男だけの2次会(反省会)へ。聞くと、国立大学出身の秀才と、カクテル作りが趣味というモテ要素ありありのふたりだった。

カクテル「男だけで飲むのって楽しいですよね!」

セキネ「みんなで童貞キャンプしよ! マイムマイム踊ろう」

オブチ「自分、DJしますわ!」

変な友情が芽生え始め、次第にあられもない話に。

秀才「僕の得意な体位は対面座位ですね!(妄想)」

オブチ「僕は立ちバックでガンガン突くのが好きです!(妄想)」

こうして、童貞の宴(うたげ)は深夜まで続いた……。世の童貞たち全員を救うのは簡単なことではないことがわかったが、次につながる反省点もたくさん見えた。

さらにブラッシュアップされた次回「童貞コン」開催に期待してほしい!

(取材/黄孟志)

童貞コン2次会で盛り上がる、参加男子4名。「好きな体位(妄想上)」や「処女論」などで、深夜まで盛り上がっていた