引っ張りだこの人気女優・二階堂ふみ、役柄では過激なドSっぷりで驚かせているが…

数々の賞を受賞し、今もっとも起用オファーが殺到するひとりとして注目される女優・二階堂ふみ

これまで出演作で見せたドSキャラに虜(とりこ)となった男性も多いはずだが、そんな一面を300人の観客の前でも、ちら見せ?

来月22日に全国公開される映画日々ロックの完成披露試写会が22日、都内で行なわれ、舞台挨拶に主演の野村周平、ヒロインを演じる二階堂ほか出演陣が登場した。

今作は、『ヤングジャンプ』で連載中の同名漫画(著・榎屋克優)を実写映画化したもの。家もなく童貞でモテもせず“ロック”への愛だけを信じる主人公・日々沼拓郎が、“ロック”を通じてカリスマアイドル・宇田川咲と出会う青春ストーリー。『SR サイタマノラッパー』で一躍有名となった入江悠が監督を務める。

イベントでは、日々沼が作品内で組むバンド「ザ・ロックンロールブラザーズ」が一夜限りのリアルライブを開催。

日々沼を演じる野村は劇中設定と同じく演奏に興奮し、脱ぎ癖を披露……。ブリーフ姿となった野村に観客の女性からは「ヤバイ!」と声も上がったが、撮影で見慣れていたのか二階堂はごくごく自然な様子。感想を求められると「コーラスを歌うはずだったんですけど、素晴らしいライブで忘れてました」と、野村の体より演奏に熱中していた様子。

また、この日は前日21日に誕生日を迎えた共演の蛭子能収(えびすよしかず)と岡本啓佑(黒猫チェルシー)にサプライズのバースデーケーキが登場。蛭子は映画の感想を求められて「そんなに(映画に)出てないのに宣伝にだけ担(かつ)がれる。不満を持っています」と、普段通りにさらりと毒づいていたが、このサプライズにはご満悦で「さっきの(発言は)取り消すよ」と、上から目線で態度一転。相変わらず調子のいいダメ人間ぶり?を発揮し、爆笑を誘った。

一躍、その場で主役となった蛭子さんだが、そこへさらにサプライズが!

蛭子さん、羨ましすぎるぞ!

照れる蛭子に「(あーん)止めますか(ニコッ)」と焦らしてからのこの笑顔! ドキッとさせられる男性も多いのでは?

なんと、このケーキを二階堂に「あーん」してもらうことになったのだ。

しかし、こんな嬉しい状況にもかかわらず、ふたりが向き合ったと思った途端、蛭子が突然、「そういえば『私の男』観ましたよ。すごく変わった役でしたよね」と以前の出演作を引き合いに世間話。あまりの自由奔放さに二階堂もこの日一番の笑顔を見せた。お腹の底から彼女を笑わせた蛭子さんの底力、恐るべし!

さらに二階堂もそれでテンションが上がったのか、食べる直前になって「恥ずかしいな」とデレデレ照れる蛭子に「じゃあ止めときますか?」と小声で焦(じ)らすパフォーマンスまで…。その場に居合わせた一同「あー、もう! そのいたずらっぽい目で見つめられながら言われたい!」と、蛭子をうらめしく思うような一幕も引き出した。

映画内では、曲もダメ、演奏も下手、しかし「自由がある」と日々沼に惹かれる宇田川役だが、意外にも今回、二階堂が自由さに惹かれたのは蛭子さんだった!?

リーゼントのカツラをかぶらされたことにも文句を言っていた蛭子だが、二階堂の「あーん」は嬉しそうに受け入れた。奥の入江監督の表情からも、うらやましさが漏れ伝わる?

(取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)