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リニアがついに着工へ…住民たちの異議申し立ては届かないのか!

[2014年11月24日]

静岡県大井川上流部の燕(つばくろ)沢。この広大な場所で本流のすぐ脇に残土を積めるのか?

10年前の2004年、棚の入沢の水量は豊富だった。だがリニアのトンネル工事が始まると…

かつて尺サイズのイワナやヤマメが泳いでいた神奈川県上原市の「棚の入沢」。今、一滴も流れない

かつて尺サイズのイワナやヤマメが泳いでいた神奈川県上原市の「棚の入沢」。今、一滴も流れない

全線286キロのうち86%にあたる246キロがトンネル走行なので、それにより発生する約6千万立方メートル(東京ドーム50個分以上)もの膨大な残土。連続するトンネル工事で誘発される川や沢の水枯れ。従来の新幹線の3倍以上ともされる電力消費から発生する電磁波の人体への影響。

さらには、1日1千台以上ものダンプやトラックが走行することでの騒音、振動、排気ガスの問題。史上初めて、南アルプスに長大なトンネルが開けられることでの自然破壊。立ち退かされる数百世帯もの人々の生活――。

これらに国とJR東海はどう向き合ってきたのか?

10年から国交省に付属する交通政策審議会がリニア計画の是非を有識者で検討。この時、一般住民からのパブリックコメントを募集したが、集まった888件の多くが計画に反対、もしくは慎重な意見だった。賛成意見はわずかに16件。

ところが11年5月、「反対意見は審議会の答申に影響を与えるものではない」との理由で計画を認める答申が出される。これにより、JR東海は1都6県の関係自治体で計画の縦覧と住民説明会に入った。

11年の「環境影響評価方法書」(おおよその事業計画と環境アセスの方針を示した報告書。以下、方法書)、そして13年の「環境影響準備書」(具体的な事業計画と環境アセスの結果を示した報告書。以下、準備書)の説明会に記者も何度か参加したが、お世辞にも及第点とはいえない内容であった。


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