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福島市の学校プール周辺が「イチエフ免震重要棟前」より汚染されていた!

[2014年11月25日]

プール脇の金網下のコンクリートは3100cpmを記録。一方、除染されていると思われるすぐ横の路面は503cpmと6分の1に

福島県の新知事に、前副知事の内堀雅雄氏が決まった。だが、政策は佐藤雄平知事路線を引き継ぐとあって、福島の放射能汚染対策に大きな変化は期待できない。

そんななか、本誌がこの夏にリポートした福島市の小中学校プール周りではとんでもない事態が進行していることがわかった(※1)。プール周辺が福島第一原発並みに汚染されている可能性があるのだ。

(※1 http://wpb.shueisha.co.jp/2014/07/31/33360/

■前回の本誌記事に教育委員会が難クセつけてきた

『週刊プレイボーイ』本誌では8月11日号で福島市内の小中学校プールの放射能汚染問題を取り上げた。

福島市では原発事故翌年の2012年から小中学校のプール授業を再開。事前に除染を行ない空間線量は下げたものの、その後、プールサイドのコンクリート表面などが放射線管理区域並みに汚染されていることが発覚したのだ。しかし、表面汚染は文部科学省が定めた学校内の除染基準に含まれていないということで、福島市教育委員会は大した対策をとらないまま今夏もプール授業を行なった。

そこで週プレでは現場取材と併せて福島市の教育委員会を直撃し、その弁明と汚染の現状を詳しくリポート。すると掲載後、市教委の教育部長から本誌宛てに、記事の訂正を求める抗議文(申し入れ)が届いた。

そこには「記事には事実誤認があり、風評被害を含めた大きな影響をもたらし、さらには被災地の復興を阻害する」などと書かれていた。市教委は一体、どんな抗議をしてきたのか? 一例を挙げると、

「水道水の管理目標が、10ベクレル/kgなのに対して、その60倍の汚染(注:600ベクレル/kg)がプール水で確認された学校は2校」

記事中でこのように表現した部分がある。これは市の調査結果に基づいて書いたものだが、市教委はこう言ってきた。

「当時の飲料水のセシウムの暫定基準値は200ベクレル/kgであり(中略)現在の基準(注:10ベクレル/kg)に基づいて評価することは適正ではなく、『60倍の汚染』といたずらに危険性を煽(あお)る内容であり不適切です」

要は、600ベクレル/kgという数値を記録した汚染されたプール水に対して、「60倍というのは煽りすぎ。当時の基準は200ベクレルだったのだから汚染度合いは3倍と言うべき」とクレームをつけてきたのだ。

600ベクレル/kgという事実は否定しなかったので、プール水が汚染されていたことは市教委も認めている。つまり、彼らにとって大事なのは、600ベクレル/kgの水が絶対的に危険かどうかよりも、当時の基準値に照らし合わせて対応したので問題ない、ということらしい。


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