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100円はもはや限界! 大再編の迫る「回転寿司業界」が異業種合併“居酒屋化”を推進中

[2014年12月05日]

「活美登利」エミオ石神井公園店では寿司を回転レーンで回す一方、一品料理は配膳レーンでテーブル席に直行。厨房内のタッチパネルで席番号を押すと発車する

円安による原価率高騰などによって、業績悪化していたかっぱ寿司。居酒屋「甘太郎」や焼き肉店「牛角」などを展開するコロワイドに買収されることになったが、専門家たちからは、再建は不可能との厳しい声が相次いでいる。

ほかの100円回転寿司チェーンの現状はかっぱ寿司とは対照的だ。回転寿司評論家の米川伸生氏が説明する。

スシローは2010年下半期の売上高でかっぱ寿司を上回り、今も首位の座を堅持。創業当初から『原価率50%』を公言した戦略が当たり、『味にこだわるスシロー』がしっかりと認知されたことが勝因です。グルメ化路線を走り、今年4月からは1皿189円の取り扱いを本格化させています」

続いては、くら寿司

「“脱寿司化”を加速させ、サイドメニューの開発に力を入れています。特に7種の魚介だしラーメンは、発売から約1年半で1000万食を突破。また、業界内でタブーとされていたコーヒーを昨年12月に導入。この“KURA CAFE”スタイルは定着し、主婦や学生といった新たな客層の取り込みに成功しました」(米川氏)

だが、業界誌編集長のT氏は「かっぱ寿司の凋落(ちょうらく)はスシローもくら寿司も含めた100円回転寿司の限界を意味する」と指摘する。

「その理由は、魚価の高騰です。ウナギは国産、海外産ともにサイズダウンでも対応しきれないほどに価格が高騰し、メニューから外す店も出てきました。100円回転寿司のエビは東南アジア産の養殖バナメイエビやブラックタイガーを使うケースが多いのですが、これまでは1尾15~20円が寿司種の採算ラインだったところ、今は1尾30円近くまで上昇。回転寿司で一番人気のサーモンも、調達量の多いチリ産がこの一年で6割高。イカやウニも高値圏にあります」

魚価高騰の理由とは?

「新興国を中心に回転寿司ブームが起きています。現地の企業が店舗網を拡大し、例えば台湾の『争鮮すしエクスプレス』は台湾に200店舗、中国でも100店舗展開。マレーシアの『すしキング』も100店舗近くの店舗網を構築している。これによって海外での寿司需要が急速に拡大し、サーモンやエビなどの定番ネタを中心に世界的な争奪戦が起きています。現地の買いつけ交渉で日本企業が海外企業に買い負けるケースも目立ち始め、水産卸会社も『100円寿司はもう限界』と口をそろえます」(T氏)


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