見つめ合うと動けなくなってしまうほどのリアリティー。オッパイを凝視すると、なんだか罪悪感を感じてしまうほどの迫真性あり!

家電量販店のAVコーナーでは、いよいよフルハイビジョンよりさらに美しい4Kテレビが主役となってきた。各メーカーが次々と新モデルを発表し、ラインナップも充実してきている。

ところが、4Kの高解像度レベルの映像コンテンツは圧倒的に不足しており、これまで放送事業者や電機メーカーが加盟する推進団体「次世代放送推進フォーラム」が、CSで4K番組を試験放送しているのみだった。

そんな中、NTTぷららが試験放送ではない日本初の商用による4K映像配信サービス「ひかりTV 4K」をスタートさせた。見たい番組を好きなときに視聴できるビデオ・オン・デマンドで、映画やオリジナルコンテンツに加え、テレビ局が制作した番組も用意し、年末までに200本以上の番組を配信予定だという。

4K映像とは、フルハイビジョン(約207万画素)の4倍の約829万画素もの緻密な画素数で構成されている。つまり、その映像は単純に「4倍美しい」と言えるだろう。しかも、これまで「ひかりTV」ではフルハイビジョン動画を1秒間に30枚の画像で構成していたが、4Kサービスではその2倍の60枚/秒を実現している。速い動きでもブレがなく、なめらかというわけだ。

「ひかりTV 4K」のオリジナルコンテンツの中には、グラビアアイドルの杉原杏璃、今野杏南、岸明日香らのイメージムービーもあるという。“グラビアの週プレ”としては、見逃すわけにはいかない。

グラビアアイドル・今野杏南が惜しげもなくその素肌を披露! オンデマンド形式で5分間108円(税込)

3D映像とは違った新しいリアル

というわけで、早速その映像を見せてもらう。初めて見た4Kのイメージムービーは、とにかく人物も背景も含めて全体がキラキラと宝石のように美しかった。かつて若年が敬遠する労働を表す言葉に「3K(きつい・汚い・危険)」というのがあったが、それに倣(なら)うなら4Kは「綺麗・綺麗・綺麗・綺麗」という圧倒的美しさの4連打だ!

こぼれそうなオッパイ。思わず手を差しのべちゃいそうになります!

今野杏南のイメージムービーでは、ビーチマットで寝そべる彼女の肌に、たくさんの太陽光が当たり、キラキラと輝いていた。注目すべきは、光自体もすごく生き生きしていたことだ。フルハイビジョン(2K)では、光は当たった部分の周囲をぼかすハレーションを起こし、肌を侵食するイメージだったが、4K映像では互いが輝き合っている。こんな現象を見るのは初めての体験だ。

また、海をバックに砂浜に立つ今野杏南は、体のラインが背景に混ざらずくっきりと見え、凛(りん)とした雰囲気を醸し出していた。同じ映像をフルハイビジョン画質で確認すると、残念なことに体の際(きわ)にブロックノイズが浮き出し、まるで人物と背景が合成されたように見えていた。

本人もさることながら、日光までもが生き生きと輝いている。体のアウトラインと背景の境界線もノイズがなく、とてもクッキリ。

4K画面を食い入るように見ていると、映像がリアルすぎて、画面の中の今野杏南と思わず目が合ってしまった(気がする)。最終的にはなんだか恥ずかしくなり、どこを見たらいいかわからなくなってしまったほどだ。過去に彼女のグラビア撮影を担当したことがあるが、その時には思いもしなかったことで、4Kの杏南ちゃんは本物より“本物”だった。ある意味、3D映像とは違った新しい方向性のリアルさを持っているのだ。

見つめ合うと動けなくなってしまうほどのリアリティー。オッパイを凝視すると、なんだか罪悪感を感じてしまうほどの迫真性あり!

4Kには“妄想”の向こう側の世界が待っている

こんなに素初晴らしい4Kの世界だが、その一方で、髪の毛や肌の毛穴までも精細に映ってしまう特性もある。グラビアアイドルの川村ゆきえちゃんはかつて週刊プレイボーイ誌上でこう語っている。

「私は初めてBlu-rayでイメージビデオを出したグラドルなんですけど、あれって『そこまで見せると“妄想”の余地がなくなるんじゃない?』ってところまで鮮明に映るんです。これ以上、解像度が上がるのは…(笑)」

本物より、ある意味リアルな今野杏南に見つめられているような錯覚を起こすのだから、彼女たちのフェロモンのようなものまで見せられたような気さえする。これから始まる4Kには“妄想”の向こう側の世界が待っているのだ。

ちなみに「ひかりTV 4K」の視聴には、NTT東/西のフレッツ光・ネクスト光回線の契約に加え、月額1080円~3780円(税込)の4つのプランから視聴コースを選択。もちろん専用チューナー内蔵の4Kテレビ、または4Kテレビと外付けチューナー(12月末よりレンタル可。月額1994円)が必須です。

4Kコンテンツのラインナップには「内村さまぁ~ず」など人気バラエティー番組も抱負。4Kを面白さにどう生かすか、テレビマンも模索中だ!

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/石川耕三)