東京パフォーマンスドールのリーダー、高嶋菜七

2015年、「週プレNEWS」が今年“大注目する期待のアイドル”インタビュー第2弾!

2014年6月にメジャーデビューし、そのパフォーマンスレベルの高さが大注目となった「東京パフォーマンスドール」(以下、TPD)。デビュー曲の『BRAND NEW STORY』(オリコンウィークリー8位)に続き、2ndシングル『DREAM TRIGGER』もオリコンウィークリー4位とヒット中。

そんなTPDから、“みんなの太陽”ことリーダーの高嶋菜七(なな)ちゃんの登場だ!

 * * *

ーはい、そんなわけでございまして! “2015年の注目アイドル”に選ばさせていただきました。

高嶋 嬉しいです! 光栄です! ホント、今年は昨年以上に頑張らないといけないなと今、改めて思いました!

ーしかし、TPDの“駆け上がる”スピードってすごいですよね。昨秋には全国Zeppツアーも行ないました。メジャーデビューから4ヵ月ですよ! Zeppっていったら「Zepp TOKYO」をはじめ、2500人近く入りますから! とんでもないことですよ!

高嶋 いや~、本当にありがたいことです(ニコニコ)。今年の春もZeppツアーをするので、是非いろんな方に観に来てほしいです!

ーそんなTPDのリーダーである高嶋さんですけども、小さい頃はどんなコだったんですか?

高嶋 私、バケツが好きでした!

ー……なんですか?

高嶋 水を入れたりするバケツです。

ーはい。バケツ自体はわかります。

高嶋 私が2歳のときに、弟が産まれたんですよ。やっぱりそうなると、お母さんは弟に付きっきりになってしまうじゃないですか? だから私は親離れじゃないですけど、自分で何かをするということが早かったらしいんです。

で、その頃から、なんかバケツを求めるようになったらしくて。買い物に行くと、「ほしい!」ってせがむんですよ。だから家にめっちゃいっぱいバケツがあったんですよ! 子供用の小さいやつですけど。

ー成長するためにはバケツが必要だったんですか…?

高嶋 わかんないです。前世の職業がバケツに関するなんかだったのかもしれないです(笑)。覚えてるのが、志村けんさんのバカ殿様で「水の上を進むっていうコント」っていうのがあって、そのときに、志村さんが両足にバケツをはいてたんですよ。それをやりたかったのかもしれないです。

でも、家に20個以上はバケツがあったので、ちょっと異常ですよね(笑)。

毎日習い事で少年野球まで!

ーそんなバケツ好き少女として育って。

高嶋 いや! 物心つく前に、バケツ好きではなくなっていました! 小学校のときには、バケツには見向きもしませんでしたね。

ーバケツの次は、何に夢中になったんですか?

高嶋 小学校2年から、少年野球部に入りました!

ーえ? 少年野球に少女が??

高嶋 たま~にいるみたいなんですよ。ウチのチームは2コ上のお姉ちゃん的な存在の人が入ってて。だからチームで女のコはふたりだけ…っていうか、私、小さい頃はすごく習い事をしてたんです。月曜日がピアノとパソコン教室、火曜日はお習字、水曜日は公文、木曜日が休みで金曜は水泳、土曜は英会話。

ーメチャクチャ忙しい小学生じゃないですか!

高嶋 で、少年野球とか水泳やってたんで、その影響で色黒なんですよね。性格も男っぽいし。ほら、野球やってたから、いろんな物をボール感覚で投げちゃうんですよ! 今でも洋服とか小物とか投げちゃうんですよね…。

ー「ボール感覚で」っていうのは怪しいですが…小さい頃の育ち方って、その後の人生を左右するんですね(しみじみ)。その習い事はいつ頃まで?

高嶋 家の都合で海外に住むことになってやめたんですよ。小学校4年から中学校1年まで。

すごく明るくて、不思議な国で。いろんな人がいて、みんな明るいんです。行き交う、知らない人たち同士が「ハロー!」「ハーイ!」みたいな。もともと私は明るい性格だったんですけど、さらにお調子者になりましたね(笑)。

今まで“しゃべり”でなんとかやってきた

ー小さい頃の育ち方って、人生を左右するんですね(2回目)。でもそこから、なんでこの世界を目指したんですか?

高嶋 中高一貫だったので、中学3年生くらいから、みんな大学受験を意識し始めるんですよ。で、「医者になりたい」「この大学に行きたい!」って、ちゃんとした夢を友達が語ってたんです! それを見て、「私、なんにもなりたいものないわ。この先、人生真っ暗だ…」って思って、母に相談したんですね。

そしたら、「あんた、アタマ堅いからな。いろんなこと考えてみたらいいやん。そういえば、こんなオーディションあるけど?」って言って、TPDのオーディション募集を見せてくれたんです。そのときは「新生TPD募集」とは書かれてなかったんですけどね。

最初は「そんなん、菜七、せえへん!」って断ってました。でも、「ほら、そんなん言うから将来がわかれへんようになるんやで。なんでも挑戦してみなさい」って言われて…。

ーいいですね。将来が真っ暗だったから、オーディションを受けたと(笑)。

高嶋 はい。でもダンスも歌もやったことなかったので、質疑応答でめっちゃしゃべったんです。そしたら受かりました(笑)。シンガポールでもそうなんですけど、言葉が通じなくてもノリさえよければ友達もできるんですよね。

中学校のときも、遅刻して先生に怒られたりしてもその先生が好きな俳優さんの話とか振るんですよ。「昨日、ドラマ観ました? メッチャカッコ良かったですね!」って。そうすると「え? 見てくれたん?」って喜んでくれて。

ーその先生、なんでスタッフサイドっぽい立ち位置なんだか(笑)。

高嶋 今まで“しゃべり”でなんとかやってきたっていう自覚はあって。オーディションでもそれが良かったんじゃないかなぁ、と(笑)。だから、TPDに入った後も、ライブ終わりでうまくいかなかったときに空気変えようと思ってしゃべったりはしますね。

ーなるほど! いや~、キャッチフレーズが“みんなの太陽”という意味がわかってきました。

高嶋 まぁ、太陽に焼かれて、色黒っていうのもあると思いますけど(笑)。

 

めざせ、「先代TPD」超え!

ーそんな、高嶋さんの2015年の目標をお聞きしましょうか。

高嶋 私たちは、篠原涼子さんや穴井夕子さんが所属していた「先代TPD」から受け継いだ「ダンスサミット」を行なっています。これは、ライブが始まったら途中のMCはなく、ずっと休憩なく歌い踊り続ける「ノンストップライブ」なんです。

このスタイルを今年も続けていくので、体力をつけるのはもちろん、もっと長い時間ノンストップでライブができるように頑張りたいですね。

ーさらに上を目指すと。

高嶋 あとは、メンバーがそれぞれドラマに挑戦させていただいたりとか個々の活動が増えてるんです。私も1月24日放送の『学校のカイダン』(日本テレビ)というドラマに出演させていただくんですけど。

そうやって、メンバーがいろんなところで勉強して、ファンを連れて帰ってくるのが目標ですね。個人個人がすごい輝きを放つようなグループになりたいです。そして、9人が揃ったときには…!

ー神龍(シェンロン)が現れて、願いを叶えてくれると!?

高嶋 なんでですか!(笑) でも、さらに大きな光を放ちたいと思ってます。最終的にはドームツアーをやりたいですね! その前に日本武道館!

ー日本武道館は、先代が2daysでしたね。「1日だけならCoCoだってやってるじゃない」ってキャッチフレーズが懐かしいですけども。…ってことは、日本武道館3days??

高嶋 日本武道館を3日…でも、それはやらなきゃいけないですね!

女子力は28点なんで…

ー素晴らしい! では、高嶋菜七の個人的な目標は?

高嶋 女子力を上げる!(キッパリ)

ーたしかに今日の話を総合すると、女子力は低そうですよね。どうするの? 料理に挑戦するとか!

高嶋 それが、意外かもしれないんですけど料理できるんですよ! 冷蔵庫にあるものでチャッチャと作れちゃうんです。でも、野菜炒めとか生姜焼きとかなので、女子力というよりはお母さんみたいなんですよね。

ー撮影の現場に「作ったんでつまんでください~、生姜焼き!」って…ちょっと女子力に疑問が残りますね。

高嶋 定食屋のおばちゃんみたいなんですよ! 女子力の高い料理ってなんですか?

ーう~~ん、キッシュとか? 卵とかひき肉をタルト生地で包んだオシャレなフランス料理の…。

高嶋 いい! それ作れるようになります! 私、頑張ります! そして、女子力満点女になります!

ーちなみに今の高嶋さんの女子力って、100点満点でいうと何点くらい?

高嶋 28点ですかね。で、キッシュを作れるようになったら、61点に上がります!

ーなんか、すごく正確な数字が出ました! メンバーで一番、女子力が高いのは?

高嶋 脇あかり! 69点ですね。逆にビリは、神宮沙紀ですね。彼女も私と一緒で雑なので…11点です。

ー超低い数字が出た! では、キッシュを作れるようになって、TPD内2位を目指してください。

高嶋 ありがとうございます! 頑張ります!

(取材・文/篠本634[short cut] 撮影/武田敏将)

■高嶋菜七(たかしまなな)1996年12月31日(18歳)兵庫県出身。ニックネームは「なな」。東京パフォーマンスのリーダーをつとめる。日本テレビ『学校のカイダン』(毎週土曜21時より放送中)の第3話(1月24日)に出演。TPDとしては、2015年春、Zeppツアーが決定! また2月11日には、バレンタインイベントも決定!『東京パフォーマンスドール ~ちょっと隣でバレンタイン2015~』(会場:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE)。公式サイト tpdーweb.com