昨年末の『NHK紅白歌合戦』で新曲を披露して話題となった中森明菜

なんとこれが4年5ヵ月ぶりの公の場出演となったわけだが、今月21日にはニューシングル『Rojo-Tierra-』がリリースされ、ファンの間では「これは明菜にしか歌えない」「今度の復活は本物」と多くが絶賛する高評価。28日には最新アルバムの発売が予定されており、今年の再ブレイク候補No.1として期待を集めている。

芸能関係者にも彼女の復活を待ち望む声は多い。彼女に何度も取材をしたことのある芸能リポーターの井上公造(いのうえ・こうぞう)氏が語る。

「中森明菜ちゃんは、基本的にすごく素直で優しい人なんです。恋愛などいろいろな騒動があって、イヤな思いをする取材もあったでしょうし、僕も明菜ちゃんをハワイのホテルまで追いかけ回したりしてたんですが、それでもプールサイドで会ったりすると手を振って笑いかけてくれるんです。その明菜ちゃんの素直で純粋な笑顔が今でも忘れられないですね。

そして、素直なだけに人を信じやすくて、だからだまされやすくて人間不信になったりする。要領の悪いコでもあるんですよ。でも、そんな彼女がいったんマイクを持つと問答無用の歌唱力を見せつける。そうしたギャップが中森明菜の魅力なんですよね」

では、井上氏は今回の復活をどのように見ているのだろうか。

音楽に関して完璧主義者な性格を考えると…

「明菜ちゃんは、音楽に関しては完璧主義者なんです。彼女の性格を考えると、周りがお膳立てしたからといって『はい。じゃあ、レコーディングします』とは言わないはずです。

自分でも『声が出てる。これなら、いける』と思ったからレコーディングしてるんです。今、状態がすごくいいんですよ。それが今度発売されるニューシングルなんです。新しいカバーアルバムもリリースされますし、ニューアルバムもレコーディング中と聞いています。

だから僕は、今回の復活にはすごく期待しています。新曲を出すだけでなく、コンサートや歌番組にも出てほしいと思っていますし、今の状態をキープし続ければ、今年、再ブレイクする可能性も高いと思いますよ」

(取材/村上隆保 取材協力/熊谷あづさ)