13歳とは思えない大人っぽさを持つ、アンジェルムの佐々木莉佳子 13歳とは思えない大人っぽさを持つ、アンジェルムの佐々木莉佳子

2015年、「週プレNEWS」が選ぶ、今年“大注目する期待のアイドル”インタビュー、いよいよラストの8人目が登場!

エリートアイドル集団『ハロー!プロジェクト』から、スマイレージより改名したアンジュルムの新メンバー、佐々木莉佳子ちゃんをお披露目です! 13歳とは思えない大人っぽい美少女っぷり、そして見た目とのギャップ…トリを飾るにふさわしい最終兵器っぷりをご紹介します!

* * *

―そんなわけで、「2015年の注目アイドル」、フィナーレを飾るのはアンジュルムの佐々木莉佳子ちゃん!

佐々木 よろしくお願いします! えへへ(ニコニコ)。

―可愛らしく笑いますねー(笑)。現在13歳、ハロプロ研修生からアンジュルムに加入して約3ヵ月経ちますが、もう慣れました?

佐々木 そうですね。最初は先輩方に自分からは話しかけられなかったんですけど、今は仲良くなってきてます。一番話すのは、2期メンバーの勝田里奈さんです。お互いディズニーが好きなので、そういう話をしていたら、だんだん仲が深まって、今度一緒にディズニーランドに行く約束をしました!

―なるほど。いいですね。

佐々木 あと、私、ショートカットの女子が好みなんですよ!

―ほほう。で?

佐々木 だからモーニング娘。’15の工藤遥さんが憧れで、ずっと好きなんです。でも最近、2期メンバーの竹内朱莉さんが私の中の「イケメンランキング」に入ってきたんですよ! 工藤さん1位、竹内さん2位です!

工藤さんに壁ドンしてもらいたい!

―たしかに竹内さんはアンジュルムきってのショートカットですもんね。けどまぁ、工藤さんは、かなりのイケメン系女子ですし。

佐々木 そうなんです! 工藤さんに憧れてる後輩は多いんですよ! でも、一番最初に「カッコイイ!」って言いだしたのは私なんです! 工藤さんも「一番最初に言ってくれてたよね」って言ってくれてますから!

―おー、スゴい力説ですけど。なんか工藤さん、オットコ前なこと言ってますね(笑)。

佐々木 特に工藤さんのこと「好き」って言ってるのは、カントリ・ーガールズ(「ももち」こと嗣永桃子がプレイングマネージャーとして参加しているハロプロ新ユニット)の稲場愛香(まなか)ちゃんなんですけど。稲葉ちゃんと一緒に工藤さんについて語ってるんですよね。

―…な、なんか、本格的に好きなんですね。

佐々木 はい!(ニッコリ) 工藤さんって、美少女なんですけど、美少年みたいでもあるじゃないですか。声はハスキーで。そのギャップが良いですよね。稲葉ちゃんとは毎日、工藤さんの画像を送りあってます。

私は、どっちかといえば、工藤さんのカッコイイところが好きなんですけど、稲葉ちゃんは「カワイイ! カワイイ!」って言ってますね。ご本人は「性別は女です」って言ってるんですけど(笑)。

―工藤さんの話だけで佐々木さん、キラキラしてますよ!

佐々木 (止まらずに)聞いてください! 『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』っていう、モーニング娘。さんとスマイレージとハロプロ研修生が参加した舞台があったんですけど、その中で工藤さんはファルスっていう男の人の役を演じたんです。その舞台の中でファルスが、主役の鞘師里保さん演じるリリーに“壁ドン”するんですよ!

それを舞台袖から見てたんですけど、ちょうど工藤さんの顔が見える位置にいたんです! もう、「わーー!!!」ってなりました! ヤバかったです、アレは!! まるで自分が壁ドンされてるみたいで!

―いやー、まるで宝塚ファンの女子みたいなテンションの上がりっぷり…。

佐々木 本当にスゴかったんですよ! いつかは工藤さんに壁ドンしてもらいたいですね。自分から「壁ドンしてください!」とは言えないですけど。

震災でご当地アイドルに

―インタビュー始まって数分で、こんなに夢中で語られるとは思いませんでした(笑)。確かに工藤遥さんはカッコイイ先輩ですけどね。

佐々木 そうなんですよ! あと、工藤さんは…!

―待ってください! 工藤さんのお話は、また今度ゆっくり聞かせてね! それよりも佐々木さん自身はどんなコなの?? この世界を最初に目指したのは?

佐々木 小学校3年生の時ですね。私、昔から音楽が鳴るとすぐ踊っちゃう子供で。赤ちゃんの時からテレビの音をBGMにして踊ってたって聞きました。それでお姉ちゃんの影響でバレエを始めたんです。でも、しなやかに踊るのが好きじゃなくて、4歳とか5歳の頃にバレエを辞めて、ストリート系のダンスを始めたんです。小学5年生の2学期までやってました。

その前から、モーニング娘。さんが大好きで! 特に高橋愛さんが! パフォーマンスが素晴らしいじゃないですか!

―おぉ~。当時まだ10歳とか11歳ですよね。それで高橋さんのパフォーマンスがスゴい!ってわかったんだ?

佐々木 わかりますよ! だってスゴかったですもん。実力、表情、すべてが完璧でした。曲によって表情がすべて違うし、動き方も全部違うんですよ。

高橋愛さんの伝説で「ステージでどんな急な階段を降りる時でも足下を一切見ない」っていうのがあるんです。これ、実際にやってみると絶対にできないんですよ! 私もお正月にやった『ハロー! プロジェクト』のコンサートで、階段を下りて移動することがあったんですけど、絶対に足下見ちゃうんです! アレは本当に高橋さんのスゴさを実感しましたね!!

―確かに、パフォーマンスの面でいったら近代アイドル史の中でもトップクラスですもんね。そんな彼女のいるモーニング娘。に憧れて?

佐々木 「モーニング娘。さんに入りたい!」って、ずっと思ってたんですけど、その当時はモーニング娘。さんのオーディションはなかったんですよ。そんな時に震災が起きて…。「街を元気にしよう!」っていうことで、地元のご当地アイドルのオーディション募集があったんですよ。そこにお父さんが応募して、1年間活動したんです。

―地元が、宮城県の気仙沼なんですよね。

佐々木 はい。スーパーマーケットの駐車場とか商店街の広場で歌って踊って、「地元の人を笑顔にしよう!」って気持ちで頑張ってました。1年間くらい活動して。

敬語ができなくて年上にタメ口?

―なんか、『あまちゃん』みたいですね。で、モーニング娘。のオーディションを受けたと。

佐々木 やっぱりモーニング娘。さんに憧れていたので。でも、落ちちゃったんです。それでも、どうしても諦めきれなくて。結果、ハロプロ研修生に入ることができました。

―ご当地アイドルを辞めるのは、心残りとかは?

佐々木 スゴく勇気がいりました。「町の人を笑顔にしたい!」って気持ちは大きかったし、続けたいって気持ちはありました。でも、私の目標が「宇宙一のトップアイドルになる」っていうもので。大げさなんですけど(笑)、宇宙まで名前が響くようなトップアイドルになるのが夢なんです。だから決心して研修生になりました。

―地元から出てきてハロプロ研修生に入って…結構大変じゃなかったですか?

佐々木 一番大変だったのは言葉遣いですね。グループの中では最年少だったんですけど、年上のコにもタメ口だったんですよ! 敬語を使ったことがなかったんです。先輩たちやマネージャーさんに「敬語を使いなさい」って注意されて。それが大変でした。

―まぁでも、研修生時代からパフォーマンスでは話題になってましたよね。ものすごい踊るコがいるって。ハロプロに入ってから、ダンスも変わりました?

佐々木 元気に踊るのは昔から変わってないと思います。でも、昔はただ、がむしゃらに踊っていただけで、今とは全然違うと思います。やっぱり研修生時代にかなりレッスンをしたので。でも、「全力で踊る」っていうのは変わらないですね!

―今年のコンサートで、ハロプロのメンバー全員がステージに立って踊ってたじゃないですか。その中で「身体が壊れそうなほどメチャクチャ踊ってるコがいる!」って見てたら、佐々木さんだったんですよね。

佐々木 あはははは!

―でもそれで、「あれ、もうひとりいる! あれ誰だ?」って思ったら、今回の「週プレNEWSが選ぶ注目アイドル」で5人目に登場してくれたJuice=Juiceの宮本佳林さんでした。

佐々木 あー! 宮本さんとは、ある曲でダンスが隣同士になるんですよ!

負けず嫌いなんで、宮本さんにも…

―宮本さんは意識したりします?

佐々木 してます。リハの時とか。宮本さんって本当にすごいダンスで。「宮本さんが隣にいる!」って緊張しましたね。でも正直…私って負けず嫌いなんですよ。だから、「宮本さんも絶対本気で踊ってるから、私も本気で踊ろう」って思いました。

大先輩なんですけど…。この曲って、ギターの振りがあるんですけど、宮本さんは頭をファー!って振るんです。だから私も真似してブルンブルン振りましたね。

―そうやって「負けない!」って気持ち、そう思える先輩がいるのは素敵なことですよ!

佐々木 はい! 私、本当に負けず嫌いなんで。

―逆に、コンプレックスとかあります?

佐々木 ないですね!(キッパリ)

―言い切った!! 即答できるってのもスゴいです。でも、強いて言えば、なんかない?

佐々木 う~~ん……(しばし考える) あ! 笑い声が大きい!! 静かにしなきゃいけないのに大声で笑っちゃうんです。

―……それは、コンプレックスなんですかね?

佐々木 違いますか? 違ったら、ないですね。コンプレックス。

―ほんと大物感ありますね~。あとは、何かこだわってるものは? 工藤遥さん以外で!

佐々木 はい!!(大声で) 私、固形石けんが好きなんですよ。大好きで毎日持ち歩いてます! 固形石けんって、いろんな匂いあるじゃないですか。でも私はシンプルな「THE・固形石けん」みたいな匂いが好きで…。

ホールツアーも!海外も!!観光も!!!

―「牛乳石けん」みたいな?

佐々木 そうですね。お花の香りとか高級な香りより素朴なのが好きなんです。実はいろいろ研究していて、ある発見をしたんですよ! 固形石けんの入れ物にお湯を張って、その中に入れて、ひと晩置くんですよ。そうすると、柔らかくなって泡立ちやすくなるんです!(超笑顔)

―へー(笑)。なんか個性的ですね~! …では、そろそろお時間です。ズバリ、2015年の目標って?

佐々木 やっぱり、固形石けんを今年は全力で推します! 固形石けんの素晴らしさをいろんな人に知ってもらって、私自身も「固形石けんアイドル」として頑張りたいと思います! だからもっと研究していきたいです!

―また石けんの話! しかも超本気で(笑)。ほんと、こだわるものには熱いですねー。で、アンジュルムとしての目標は?

佐々木 先輩たちがやってきた春から始まる全国のライブハウスを回るツアーを早くやりたいですね。リーダーの和田(彩花)さんが「ライブハウスツアーは辛いよ! でも、得るものも大きいよ」って言ってたんです。だから、私も早く経験したいなって思います。そこでたくさん成長したいです!

そしてホールツアーもやりたいですね! あと、海外にも行って、外国の皆さんにもアンジュルムを観てもらいたいです! 新曲の『大器晩成/乙女の逆襲』、スッゴい良い曲なので! そして観光もしたいです!

―なるほど(笑)。いや~こんなに「!」尽くしのインタビューもなかなかないですよ。ありがとうございました!!!

佐々木 ありがとうございました!! 頑張ります!!!

(取材・文/篠本634[short cut] 撮影/武田敏将)

■佐々木莉佳子(ささき・りかこ) 2001年5月28日(13歳)宮城県出身。スマイレージ改め、アンジュルムの3期メンバー(室田瑞希・相川茉穂・佐々木莉佳子)のひとりとして、2014年の10月に加入。2月4日にアンジュルムとなって初の新曲『大器晩成/乙女の逆襲』が発売。アイドル業界では「両曲とも、ものすごい名曲がきた!」と話題に。また、フジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』のエンディングテーマにも! 公式サイト 【http://www.helloproject.com/angerme/