防水ブックカバーがあればお風呂で快適読書タイム!

お風呂が健康や美容にいいとわかっていても、時間がないとか面倒くさいとシャワーだけで済ませがちでは? でも、工夫次第でバスタイムはいくらでも有意義に活用できる。

“お風呂博士”として活躍するバスクリン・石川泰弘氏自身の入浴法とともに、バスタイムが充実するお役立ちグッズをご紹介!

***

様々な入浴術を紹介してくれた石川氏だが、自身もこんな工夫をして毎日のバスタイムを楽しんでいるとか。

「平日の朝は熱いシャワーでシャキッとして、夜はお風呂にゆっくりつかります。『きき湯』などの入浴剤を入れ、必ず時計を置いて20分間。長いので、ポータブルオーディオプレイヤーを防水ケースに入れて音楽を聴いたり、時にはライトを暗くしたりして、リラックス空間を楽しみますね。また、特に疲れた日はお風呂の中でストレッチすることもあります」

さすが、達人は“朝活”ならぬ“風呂活”で毎日を充実させている様子。それに習えと、さっそくお風呂を充実させる便利グッズを探してみた。20分もじっと入ってられない…という人はぜひチェックしてみよう。

■ゆっくり読書タイム!最近、通勤時間もついスマホを見てしまい本を読む時間がなくなった…という人は、お風呂を読書タイムにあててはどうだろう。防水ブックカバーを使えば、本が水滴で濡れる心配も無用。理想の入浴時間・20分を読書タイムにすれば、気になっていたあの本もすぐに読める!

本の表紙だけでなく中のページも透明シートで覆い、水滴を気にせず本が読める。文庫サイズも。「防水ブックカバー 新書サイズ」(丸隆株式会社、810円)

■やっぱりスマホが手放せない!風呂に入ってまでスマホ?という気もするが、ネットにメールにSNSに、やっぱりコレがあれば時間はあっという間。家電量販店などで専用の防水カバーも売られているし、密閉できる食品保存用袋の口をしっかり閉じれば、防水ケースとして使える!

幻想的なライトで瞑想タイム!

■幻想的なライトで瞑想タイム!バスタイムくらいは雑多な日常から離れ瞑想にふけりたい。そんなときは、石川氏にならってお風呂の灯りを消してみてはどうだろう。さすがに真っ暗は嫌なら、バスライトやバスキャンドルがオススメ。ゆらゆらと揺れるライトが幻想的な非日常時間を演出してくれる。ゆらゆら漂うくらげの優しいグラデーションの光に癒やされる。「ジェリーフィッシュ グラデーション ホワイト」(DREAMS 1,296円)

■ツボマッサージでさらに健康に!決して広くない浴槽に20分も入るのだから、なるべくラクな姿勢にしたい。そこで使ってみたいのがバスピロー。ゆっくりと首を寝かせて、読書もスマホもよりリラックスして楽しめる。突起がついていて、コリをほぐしてくれるスグレモノも!

大小6つの突起が、首や肩、背中や腰の筋肉のコリをほぐす!「首肩じんわり バスピロー」(マーナ 1,296円)

■時間と温度のチェックはコレが便利!お風呂の効果を活かすためには、温度と時間のチェックは必須。冬場はお湯の温度がすぐに下がってしまうので、湯温計を浮かべて適度な温度を保とう。時計機能つきが便利。

プカプカ浮かぶ、かわいいくじら型の湯温計。あつめ、適温、ぬるめの3段階で温度管理できる。「風呂用デジタル温度計 A くじら 時計機能付き」(シンワ、1,513円)

*価格はすべて税込です

入浴後の保湿タイムを逃さない

これらを活用すれば退屈なお風呂タイムが一変しそう! さらに、石川氏から入浴後のワンポイントアドバイスも。

「お風呂から出たら、すぐに全身にローションをぬっています。実は入浴すると、汚れとともに体を覆う皮脂油もとれてしまう。フタがない状態なので一時的には肌に水分が入りますが、10分ほどたつと一気に乾燥します。ですから、お風呂から出て5~10分間の保湿のタイミングを逃さないことが大切です」

入浴のお肌や髪にもいいというのは、お風呂博士ご本人を見ればナットクです!

「肌は間違いなくお風呂ですし、髪も影響はあると思っています。以前、お風呂に毎日入ってなかった頃は結構、肌がかゆかったんです。冷え症も感じていて、あるときサーモグラフィーで全身を撮影したら、指先が映らなかった。

そこで、ためしに毎日20分風呂に入ってみたところ、1ヵ月後には映るように。気づくと湿疹も良くなり、昔は皮膚科で薬もらっていたよな?と。お風呂に継続して入る効果を実感し、それからずっと入り続けています!」

●石川泰弘(いしかわ・やすひろ)1962年まれ、東京都出身。株式会社バスクリン広報責任者。温泉入浴指導員(厚生労働省規定資格)睡眠改善インストラクター(日本睡眠改善協議会認定資格)の資格を持ち、全国各地で講演を実施。また、「お風呂博士」として雑誌や会員誌などの原稿を執筆。著書に『バスクリン社員がそっと教える肌も腸も健康美人になる入浴術26』(スタンダードマガジン)ほか