今年もバレンタインの季節がやってくる。本命はともかく会社や学校などで貰うことの多い“義理チョコ”だが、態度によっては女性の評価がダダ下がりになるという。

■義理チョコにも真摯(しんし)に対応せよ

キミは義理チョコをぞんざいに受け取っていないだろうか? だとしたら、今すぐ心と行動を改めるべきかもしれない。

今回、20代女子30名(6名大学生、24名OL)に話を聞いて判明したのは、「すべての女子は、たとえ『義理チョコ』であっても、渡す時に男のリアクションをしっかりチェックしている」ということだった。

「4年前から、約20人の職場の男性に義理チョコを渡しています。ひとりひとりデスクを回って渡すんですが、おじさんはもちろん20代男子も、ほとんどはちらっと私を見て『あ、どうも』とか言うだけ。笑顔もない。もうやめたいんですけど、3年も続けたことを急にやめるのもなって…」(IT・27歳)

さらに、こんな声も。

「義理チョコですから、凝った言葉を使う必要はないです。『ありがとう』とか『うれしい』程度の当たり障(さわ)りないひと言でOK。でも、そういう気遣いをしてくれる男性ってホント少ないんです。逆に言えば、そういう当たり前の言葉でも嬉しいですね」(不動産・26歳)

女のコとしては、「義理チョコ」とはいえ、男性には一瞬でも作業を止めて自分の目を見て「ありがとう」と微笑んでほしい。そして「両手で受け取ってほしい」! 大人のマナーとして当然のことだが、その「当然のこと」が、「義理チョコ」界隈(かいわい)ではほとんど行なわれていないという。

意外と多い“ヤバイ”男たち

とはいえ、心にもない言葉は女のコにバレるのでやめたほうがいい。

「コンビニで買った、ちょっとしたチョコをあげただけなのに『わっ! え?っ! マジか! ほんとうれしいよ! マジありがとう! イーヤッホーイ!』とあからさまに頑張って喜んでくれて、逆に申し訳ない気持ちに…」(大学生・21歳)

しかし、本音モロ出しがいいってモンでもない。

「手作りの義理チョコをあげたら『オレ、母親が作ったもの以外食べられないから』って…。意外なところでマザコンが発覚してドン引きしました」(事務・21歳)

デリカシーのかけらもない反応も厳禁だ。

「職場で同じ部署のお世話になっている先輩に義理チョコをプレゼント。ありがとうのひと言もないどころか、『どうせ、お返し狙いなわけでしょ? 勘弁してくんない?』と言われた。そいつが“ウケる毒舌”と思ってるフシが、またむかつく」(広告・25歳)

今回の取材を通して、毒舌とデリカシーのなさをはき違えている男が最近増えているという声が多くあったことは、つけ加えておこう。

で、さらにヤバい男もいた。

「義理チョコをあげたら、『はい、お返し』といってすぐにお返しのクッキーをくれた。ビックリしたので聞いてみると、女子からたくさんもらうから、お返しを大量に用意していたらしい。お返しはうれしかったけど、その日から彼は女子から『ナルシスト』って陰で呼ばれてます」(IT・23歳)

(取材/黒羽幸宏)