「峰あずは」の名前で活動していた菊池あずは容疑者(撮影当時26歳)。スーパー美脚が目を引く(『月刊隆行通信LQ 13』より)

2月2日、同居していた交際男性(48歳)を殺害したとして逮捕された菊池あずは容疑者(28歳)。動機は別れ話のもつれで、寝ていた男性を包丁でメッタ刺しにした上、金属バットで頭を殴りつけたと供述している。

そんな殺害方法のすさまじさに世間は騒然となったが、それ以上に驚かされたのが、あずは容疑者の美貌だ。事件後、本人のフェイスブックが特定され、そこには自撮り写真もアップされていた。アイドルウオッチャーの本末ひさお氏は言う。

「清楚な雰囲気の美人で、アイドルでも十分通用しそうな印象。また、179㎝というスーパーモデル並みの身長、B88W55H88という抜群のスタイルも目を引きました」

元銀座のホステスだったという彼女だが、実は「峰あずは」という名前でモデル活動もしている。彼女をよく知る芸能事務所、Zプロモーションの宮西渡社長は言う。

「20、21歳の時に福岡から上京してきて、23歳の時に知り合いました。彼女は『自分の夢は、半分は銀座でお店をやって、半分はモデルをやること』って。それならばと僕が芸能活動を後押しすることになったんですが、今ひとつ踏ん切りがつかなかったのか、いつしか話は立ち消えてしまったんです」

その後、別の事務所に移籍した彼女は、2013年にイメージDVD『月刊隆行通信LQ 13』に出演。隆行通信というのは、知る人ぞ知る美脚専門レーベルで、際どい衣装とポーズで人気を博し“美脚界の篠山紀信”と呼ばれる中村隆行氏が撮影している。

DVD制作関係者は言う。

「身長179㎝の彼女がヒールを履くと軽く190㎝を超えて、ものすごい迫力がありました。脚もスラリと長く、レオタードやガーターベルトが抜群に似合ってましたね。

普段は物静かな感じで、休憩中もあまり会話をしませんでしたが、ひとたびカメラを向けると、別人のように輝き始める。天性のアイドル性のようなものを感じました」

ヘアヌードも撮っていた容疑者

だが、彼女の活動はDVDだけにとどまらない。なんとヘアヌードも撮っていたのだ。前出の宮西社長が語る。

「彼女が『若い時の体を残しておきたい』というので、23歳の時にヘアヌードを撮影したんです」

さらに、もうひとつ、驚愕の疑惑があった。あずは容疑者は「性転換手術を受けた元男性」だと一部メディアが報じたのである。しかし、前出の本末氏は否定的だ。

「彼女のヘアヌードを何枚も見ましたが、Fカップといわれるバストは不自然さが感じられず、お尻も実に女性らしい丸みを帯びていました。あの美脚も見ほれるほど色っぽかった。どう見ても女性にしか思えませんでしたよ」

DVD関係者も同意見だ。

「レオタードなどの体形のよくわかる衣装で撮影していたのに、元男性だと毛筋ほども疑いませんでした。何千人もの女性を撮影してきたカメラマンの中村氏も、事件後に『もし彼女が元男性なら、女性を見る目の自信をなくす』と言っていたくらい」

真相はやぶの中だが、アイドル級のルックスにモデル顔負けのプロポーション―そんな彼女が、元男性だったとしたら…。犯した罪は決して許されるものではないが、彼女の“心の影”が見え隠れする悲しい事件だ。

(取材・文/浜野きよぞう)