覚せい剤取締法違反容疑(所持)の疑いで3度目の逮捕となったセクシー女優・小向美奈子。そのニュースが流れるや、彼女のAV出演作品などがAmazonやDMMで軒並み再ランクイン、さすがの人気ぶりを誇示することになった。

「逮捕で販売中止になるのでは?と不安になったファンもいたんでしょうけど、ほとんどはその知名度の高さですかね。アラサー・アラフォー世代はドンピシャですし、それでまた気になって購入したんでしょう」(AVライター・H氏)

小向といえば、かつてグラビアアイドルとして芸能界を席巻(せっけん)。その後の衝撃的なヌード、AV転向など数々のスキャンダルもあり、やはりネームバリューは依然として強かったのだ。

特に、情報が拡散されやすいインターネットで、その名前が俄(にわか)に目立ったのを見て、上記の通販サイトなどに皆、殺到したと思われ、一方で都内のアダルトショップの店員に聞くと

「あの報道で小向さんのAVが突然売れたというのは特にないですね。ニュースが流れた翌週、新作が発売されましたけど売れ行きはいつも通りです」

とはいえ、小向の代名詞となった“スライム乳”を多くがまた目に焼きつけたのは間違いない。今さらながら前述のH氏に解説してもらうと、

「その柔らかさと大きさは圧倒的で唯一無二ですよ。動くたびに縦横、ブルンブルン揺れるんですから。元トップアイドルが真性中出しやア●ルF●CKなどハードな作品に出ていたという本気な姿勢も魅力のひとつでした」

実際、その威力は破格で昨年、制作費別に階級を分け、売り上げ(店舗/アマゾン売り上げ、配信数など)を競う「AV OPEN 2014」では、スーパーヘビー級で1位に輝いている。

しかし、そんな人気女優がなぜ、一度ならず二度、三度と覚せい剤に手を出してしまったのか。彼女をよく知る業界関係者T氏が、最近の撮影時の様子を明かす。

「終始、しゃべりっぱなしで、こちらが何も聞かなくても勝手に話していたのが印象的でした。すごくフランクなんですけど、異常にテンションが高くて」

ただそれでも、「覚せい剤をやっているとは思わなかった」という。

私、幽霊とか視えちゃうんです

「血色はいいし、ガリガリに痩せているわけではない。正直、アルコール中毒のほうだろうなと。朝からの撮影で現場に来て、すぐお茶割りを飲んでましたからね。仕事の最中なのに、結局、昼過ぎまででウィスキーをほとんど1瓶空けていました。毎晩のように飲んでいて、仕事と六本木の往復だと自分で言ってましたが…ひとりでいられない、寂しいコなんだなと」

そういうことも個性として許されがち?な業界だが、やはり普通ではありえない非常識さと思えるが…。

「そうなんですけど、彼女は違うんですよ。オーラというか、対面してみると“職業=小向美奈子”といえばいいのかな。何をしても『これが自分だ』というのを受け入れさせるような雰囲気を纏(まと)っていましたね。本能のままに行動して、『刹那(せつな)的に生きている』ことを感じさせるコなんだと思います。これは想像ですけど、そんな人だから覚せい剤から抜け出せなかったんでしょうね」

実は、まだグラビアアイドル時代、彼女が週プレのインタビュー時にこう明かしたことがある。

「私、結構オカルト体験がよくあって。幽霊とか視えちゃうんですよ。グアムとか海外ロケ行くと必ずいるホテルの部屋とかあって。ほんと頭痛くなっちゃったり困るんですよね(苦笑)」

それをけろっと笑いながら語っていたのが印象深い。T氏もそのての話は彼女の口から耳にしたという。そういうスピリチュアルな部分が彼女をまたダークサイドに引きずり込んだ面もあるのだろうか?

「でも、最後の撮影は順調でしたよ。トラブルがないのがトラブルと思うくらい。カメラマンの指示には的確に応えるし、お酒を飲んでいてもまったく支障はなかったです。『やるからには1位じゃないと意味がない』と本人が言うように、仕事に対する姿勢は今までいろいろなコとやったなかでもプロだと感じました。それもあるから認められるんでしょうね、また何かの形で復活してくるような気がします」(T氏)

前出のH氏は「AV復帰はどうなるか、わからない」というが、数字を持っている彼女を業界が惜しんでいるのはもちろん、またどういう形で驚かせてくれるのかファンも待ち望んでいるはず。

さすがに3度目ともなると致命的という声も多い中、“職業=小向美奈子”の今後がどうなるのか注目だ。

(取材・文/週プレNEWS編集部)