意識高い系のポージングでインタビューに答えるアナベルちゃん

今回、編集部に来ていただいたお客様は昨年、全世界で最もヒットしたというホラー映画『アナベル 死霊館の人形』の主演女優らしい。

ハリウッドセレブのインタビューとなると、以前はシュワちゃんにハリソン、エディ・マーフィーにロビン・ウィリアムス…と堂々渡り合ったものだが。大人気のビッグな女優となると、さすがの俺も緊張するわけで。ま、いつものようにインタビューする女性に恋をする気持ちで挑めればね。

さて、そろそろ来る頃じゃないのかな?

アナベル は……。は、じめまして。アナベルです。アメリカのコネティカット州から貝山編集長に会いにきたわよ。

編集長 おい、中込(※注・週プレNEWS編集部スタッフ)! ヤバイやつにもほどがあるやろ! 早く、守衛さん呼んで! え!? 彼女が『アナベル 死霊館の人形』の主演女優のアナベルなん? ホンマかい?

えーっと、まぁ、俺も四半世紀の編集者生活で人形にインタビューをするのは初めてなわけだけど…。今回、アナベルちゃんが来日した目的は?

アナベル パイ…セン…。パイセン。貞子パイセンに会いたくてやってきました。あと、映画のPRもたっぷりしてやるわよ!

編集長 あっそ。で、貞子パイセンには会えたのかな?

アナベル パイセンも忙しいみたいで、無理だったの。

編集部の裁断機でいたずらをスタートするおちゃめなアナベルちゃん

ガチでハリウッドスターのアナベルちゃん

編集長 人形が活躍する映画だと、最近ではマーク・ウォールバーグ主演のコメディ『テッド』や『チャイルド・プレイ』のチャッキーという大ベテランもいるわけだけど?

アナベル テッドさんはジャンルが違うので、特に意識はしてないわ。でも、チャッキーさんは人形ホラー界の大先輩として尊敬してるわよ。チャッキーさんとコラボして「アナベル・プレイ」とかやりたい。ここ、強調して書いておいて!

編集長 ま、太文字くらいにはしとくけど…。それは、ちょっと18禁の匂いのするタイトルじゃないのかな。ところで、海外ではかなり人気のようだけど?

アナベル 日本ではまだまだ……。でもね、アメリカでは『エレンの部屋』という日本の『徹子の部屋』のような番組や、他にもバラエティー番組でドッキリ要員として出演しているから私を知らない人はいないほどよ。

編集長 なるほど…。ところで、さっきからアナベルちゃんのセリフを、隣にいる映画宣伝の方が喋ってるようだけど、これはどうなん?

アナベル 失礼なこと言わないで、呪ってやるわよ! 全部、私が喋ってるじゃないの! 中の人などいないのよ!

編集長 あっそ。じゃ、最後に映画の説明をお願いしてもよろしいかな?

アナベル 私が主演の『アナベル 死霊館の人形』は2月28日(土)から公開! 見に行かないと呪っちゃうわよ~!

編集長 ってなわけで、ある意味、本物のハリウッドセレブであるアナベルちゃんが来てくれたわけだけど。彼女の本気の恐ろしさはこちらの予告動画でチェックしてみてはいかがだろうか?

http://youtu.be/WIUSiCqUHS0

「掲載しなかったら呪うわよ~」と編集長の首を絞めるアナベルちゃん

(取材・文/週プレNEWS編集部)