引越しシーズン本番。最近では23区内でも家賃5万円などの格安物件も増えてきたというが、いくら安いからといって、ゴキブリと遭遇するような部屋はお断りだ。

そんな人のための物件探しのコツを、ゴキブリ駆除会社「ナイコス」の児玉哲夫社長に聞いた。

「家庭に出るゴキブリは大きくて真っ黒いクロゴキブリと、小さくて茶色いチャバネゴキブリの2種類。クロゴキブリは数匹単位で生息し、チャバネは卵1個から30匹をふ化させる繁殖力を持ち、集団で生息する特性があります。家で一匹見かけたら複数いると思ってください」

よく言われることですが、やっぱりそうなんですね。では、ゴキブリが多い物件とは?

「周囲に田んぼや公園や草木がある物件、ゴミ置き場の管理が悪い物件は黒ゴキブリが排水口などを通じて侵入するリスクが高い。一方、チャバネは飲食店の業務用冷蔵庫の下に巣を作ることが多く、本人の知らぬ間に客の衣服やかばんにひっついて各ご家庭に侵入します」

か、勘弁してほしい!

「物件の内見時は各所の隙間のチェックを。特に、台所のシンクや洗面台、洗濯機の配管部、床と壁の接合部が危険です。10円玉が通る隙間があるとクロゴキブリの侵入を許します。

また、ゴキブリは雑食。壁紙用接着剤なども好物なので、壁クロスがはがれているとゴキブリを呼び寄せます。シンク下の収納部や食器棚の奥に散らばっている“黒い粉”が黒コショウでなければ、それはヤツの糞です。あ、最近までそこにいた形跡がありますね」

えっ、この部屋も!? マ、マズい…。

(取材・文/頓所直人 興山英雄)