ビックリマン終身名誉PR大使に任命されるも「当然!」と里崎氏。写真もドヤ顔に見える?

発売30周年を記念して「ビックリマン終身名誉PR大使」に抜擢(ばってき)されたのは、なんと元千葉ロッテマリーンズの里崎智也さん!?

名実ともに日本を代表する捕手ながら、惜しまれつつ昨シーズン終了後に現役引退。本誌の惜別インタビューではさらなる大いなる野望を思わせぶりに語っていたが、これだったのか?(記事はこちら→http://wpb.shueisha.co.jp/2014/10/30/38072/

だが、なんでまた…と思いきや、ただ奇をてらったビックリサプライズではないらしい。そこで、“にわか”とは一線を画した深い愛を語っていただいた!

里崎 ビックリマン好きという人で第4弾、5弾から集め始めましたという方もいますけど、僕はね、年季が違いますよ。だって第1弾から毎日3個買ってましたんでね。スーパーゼウスもシャーマンカーンも自力で引き当ててますし、それぞれ何枚も持ってましたから。

僕が仮にプロ野球選手じゃなくて一般人だったとしても、大使に選ばれるだけのビックリマン愛を持っている男ですよ!

―ブームになる前から集めまくっていたと!?

里崎 当然です。第4弾ぐらいからだんだん周囲が騒ぎだし、品切れする店も出てきたりして。だから、途中からハマり始めた友達はゼウスやカーンを持ってなかったんで、天使5枚と交換してあげたり。まぁ完全に主導権はこっちにありましたよね(笑)。

(悪魔シールの)鬼ガシ魔とかダンプ魔重はしょっちゅう出てうんざりしたな~。あとホログラムシールのブラックゼウスの存在を知って衝撃を受け、その後、根性で引き当てた時が一番嬉しかったかも。

ブームは里崎発だった?

里崎さんが自力で引き当てたスーパーゼウスとシャーマンカーン。当時の小学生にとってはハイパーお宝だった二枚だ

―以前、『開運! なんでも鑑定団』(テレビ東京系)では、ビックリマンシール約450枚を鑑定に出されていましたね。

里崎 5万6千円の値がつきましたが、鑑定士さんに「保存方法が汚い」って指摘されたんです。そりゃ、30年前の小学生が集めてたものがきれいなわけないじゃないですか(笑)。

―でも、当時かなり集めていたという人も、今はどこにいったかわからないという方が多そうですから、ちゃんと保管していただけでもすごいです。

里崎 そこがやっぱり愛情の大きさが違うわけですよ(笑)。

ちなみに、一説によるとビックリマンブームは四国から火がついたらしいんです。自分は徳島県出身ですから、僕がビックリマンを流行らせたと言っても過言じゃないわけですよ(笑)。

(取材・文/昌谷大介(A4studio) 取材協力/ロッテ 撮影/佐賀章広)