1986年に第1作が発売され、シリーズ累計の出荷本数が6400万本を超えるゲーム「ドラゴンクエスト」。
2月には最新作となるアクションゲーム「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」がPlayStation(R)4でリリースされ、発売1週間で販売本数は59万本を超えた(メディアクリエイト調べ、同梱版含む)。これまでのドラクエにはなかったモンスターたちをバッタバッタと切り倒す爽快感が好評の要因のようだ。
ドラクエシリーズといえば、避けて通れないのが数々の「呪文」。敵を倒したり、体力を回復したり、瞬間移動したり…その用途は様々。自分もリアルな世界であんな自在に呪文を使えたら、と妄想したことがある人も少なくないだろう。
そこでPlayStationオフィシャルサイトがユーザー300人を対象に「現実世界で使ってみたいと思う呪文」を調査。3月25日、その結果が発表された。
まず、1位に輝いたのは過半数の指示を獲得した「ルーラ」(160票)。一度、行ったことのあるところならばすぐに移動できるお馴染みの呪文だ。
「瞬間移動することができれば凄く嬉しい。旅行で一度行ったことがある場所で気に入った場所にいつでも好きなだけ行くことができる」といった、旅をするために使ってみたいと考える人が多かったようだ。
あれでおまえら全員駆逐してやる?
ちなみに、PlayStationのCMに出演する俳優の山田孝之もルーラはお気に入りの呪文で、CM撮影時に行なわれたインタビューでも「(ドラクエをプレイする時は)室内でルーラを唱えて天井に頭をゴツンって流れも必ずやります」とコメント。リップサービスかもしれないが、鬼ゲーマーとして知られる山田孝之なら本当にしてそうで怖い。
一方、2位=「ベホイミ」(28票)、3位=「ベホイム」(19票)、4位=「ラリホー」(17票)、5位=「ホイミ」(13票)と上位の多くを回復系呪文が占めた。
「疲れた体を一瞬で癒したい。寝不足でも呪文を使えば会社に行ける。子育てで忙しいので助かる」といった働くお母さんからの回答も。呪文が使えなければ会社に行けないということか…。女性の活用・社会進出が叫ばれる昨今、兼業主婦のリアルに心が震える。
4位の「ラリホー」は回復系呪文ではなく、かけた相手を眠らせる呪文。回答者の男性のひとりは「眠れない時に自分に使いたい」との声を寄せているが、たしかに不眠に悩む人には垂涎の呪文といえよう。
なお、敵を瞬時に即死させるザキ系呪文の「ザラキーマ」、「ザラキ」がそれぞれ6位(7票)、10位(2票)にランクイン。単体対象の「ザキ」に対し「ザラキ」が敵1グループ、ザラキーマは敵全体に効果がある呪文のため「とりあえず、おまえらまとめて駆逐してやる」と思っている一定の層がいることがわかった。
同作を楽しめるPlayStation4は、すでに世界累計実売台数が2020万台を突破。ドラクエはもちろん、他の有名タイトルも次々にリリースされていく予定とのこと。このままではマジで勉強や仕事、いや眠る暇もなくなってしまうが、どれだけ体力を消耗しても「ホイミ!」って唱えれば、なんだかいけそうな気がしないでもない。
■300人アンケート!『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』のなかで一番好きな呪文、モンスター、キャラは? 【http://www.jp.playstation.com/cp/topics/2015032501.html】
(取材・文/週プレNEWS編集部)