自称・六本木のご当地アイドル“あやまんJAPAN”のリーダー、あやまん監督

まさか、こんなに「ぽいぽい」と大胆に脱ぐなんて…!?

そんなファンの驚きとも溜息ともつかぬ声が寄せられているのが、発売中の『週刊プレイボーイ』15号の袋とじグラビアに登場している自称・六本木のご当地アイドルあやまんJAPANのリーダー、あやまん監督だ。

普段は長ーい舌をブラブラさせたり、パンツを見せて踊ったり、ギリギリの宴会芸でステージを沸かせている、あやまん監督。ところが、このグラビアではそんな笑撃的な姿から一転。白シャツ+タイトスカートのシックな姿から一糸まとわぬ温泉シーンまで、限界ショットで大人の色香を見せつけている。

2010年にあやまんJAPANのリーダーとして「とんねるずのみなさんのおかげです」でTV出演を果たしぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽぴーでCDデビュー。一躍、大ブレイクし社会現象とまでなった。しばしの休息期間を経て、最近は女優として活躍する他、あやまんJAPANを会社化し大復活。

一体、彼女はなぜ脱いだのか? 彼女の現在とは? ロングインタビューで迫った!

 * * *

―監督~っ! 週プレの記念すべき初グラビア、見ましたよ。「ぽいぽい」と大胆に脱いじゃって…。ビックリしました!

監督 ロストバージン? Age35春?…って感じですかね。でもこれは自分にとって良い転機になると思えたのでやらせていただきました。

―お世辞抜きで、すごくキレイですよ! こんなに美人だったとは(笑)。撮影はやはり恥ずかしかったですか?

監督 恥ずかしいってより照れましたね。とにかくカメラマンさんが「いいねー。いいねー。かわいいねー!」って連発するんです。さすがにそんなのは初めてで(笑)。

―でも普段、パンツを見せたりするような宴会芸でお馴染のあやまん監督が、グラビア撮影とはいえ照れるってのは意外。

監督 そりゃ、嫁入り前ですから(笑)。そういえば洗濯物に囲まれた中で撮ってる時、「10代にはない女の業(ごう)がある」って、メイクさんやスタイリストさんからすごく言われたんですよ。普段、同じようなことを舞台の演出家さんからもよく言われるんでドキッとしちゃって。“若いコにはない感じ”が出てるのは嬉しいので。今回は是非そこを楽しんでほしいですね!

年間500試合の合コンで男を翻弄

―確かに大人の艶(いろ)っぽさです。ちなみに10代の頃はどんなコだったんですか?

監督 えー、そんなこと聞いちゃいます(笑)? 私、ギャルだったんですよ。高校の頃、女子高生ブームの全盛期で、ルーズソックス履いて群馬から渋谷に行って遊んでました。プリクラ撮ったりマック行ったり、あとギャル誌にも出たり。毎日、友達と大騒ぎしてましたね。

―昔から目立ってたんですね。さぞかしモテたでしょ?

監督 いや全然。私、小汚かったんで(笑)。

―ですよね~。

監督 おいっ!

―でもなんとなく想像つきますよ。あやまんJAPANも友達と大騒ぎする中で結成されたんですよね。

監督 結成も何も飲んでただけですけどね(笑)。23、4歳の頃、毎日のように周りの女のコを呼び出して、六本木や西麻布で飲み明かしてたんです。で、ある日の試合(合コン)で、私が青のコートを着ていて、当時はドイツW杯前で「私はサムライブルーじゃなくて、ヤリマンブルーだね」って話から「岡田JAPANじゃなくて、あやマンJAPANだ」ってなって。そこからですね。

―当時、そんなにたくさん試合してたんですか?

監督 年間500試合は余裕でやってました。1日2~3試合はざら。どんな試合があったか、もうまったく覚えてないですけど。

―それだけ試合したら言い寄る男も多かったでしょ?

監督 う~ん。でもそっちより盛り上げることが大事だったから。ご飯の後、カラオケに行って近藤真彦さんの『ギンギラギンにさりげなく』から始めて、みんなでTバックを見せて(笑)。で、さんざん盛り上げといて、さーっと帰っちゃうみたいな。最後に男をポカンとさせるのが楽しくて。

TV出演で人気もどんどん不満が…

―Tバックって…かなり激しいですね(苦笑)。

監督 話だけだと男を誘惑してるように思うかもしれませんけど、逆で。本当に男にモテたいならそんなことしないじゃないですか?

―確かに女のコが一斉にお尻だしたらムラムラなんて…ね。

監督 そうそう。触ろうとする男なんていなかったんです。で、よっしゃ、今日も試合に勝ったぞって(笑)。で、そんなことしてるうち変な女たちが六本木にいるぞって噂になって。タレントさんやTV関係者と呑むように。

―その後は「ぽいぽい」がきっかけでバラエティに出まくったり、CDを出してライブもやったり大ブレイクでしたね。

監督 はい。でも、もともと飲んでただけですからね。自分たちがタレントって自覚はまったくなくて。素人がTVに出ちゃったみたいな感じでしたね。

―TVに出れて嬉しかったんですか?

監督 ありがたかったですけど、まるでなかったですね。それより好き勝手やってるように見えて、実は演(や)るネタがNGばかりだったんですよ。だからいつも不満で。

―そりゃ、TV番組でTバックを出すのは無理でしょうけど(苦笑)。

監督 かといって、ひな壇に座らされて話を振られても面白い話なんて返せないし。だんだん、これは違うなって思えてきちゃって。

―テンションがどんどん落ちていったと。

監督 はい。そのうち活動はどんどん下火になって、メンバーは辞めるし開店休業中みたいな。結局、ビジョンも何もなくやってたんで、当然なんですけどね。その後、私自身は舞台のお話をいただいて、女優としてやらせていただくようになって。お芝居のお仕事はやりがいを感じてるんで、もっとやりたいと密かに思ってるんですけど(笑)。

「ひと晩いくらですか?」的な依頼はNG

―と言いつつ、あやまんJAPANとして久々にCDを出したり、会社化したり。最近、しれーっと再始動してますね(笑)。

監督 そうなんです。そのまま辞めてもよかったんですけど、せっかく全国区にしていただいたのに私たちの面白さを発揮しきれないままなのはやっぱり心残りだなと。もともと人を喜ばすのが好きだから、仕事とは関係なくあやまんJAPANをやってたわけで。でもそれが人に求められて、仕事になるのなら極めたいなと思ったんです。

ただ、制約はイヤだからマネージメントを離れ、自分たちでやろうってことで始めました。

―会社のホームページには『DDD~どこでも、誰でも、大丈夫~』ってキャッチコピーがありましたけど?

監督 もともとはヤリマンの隠語なんですけど(笑)、呼ばれたらどこでも行って、その場を盛り上げようと。呼び出せるボタンのついた「あやまんこーる」ってアプリも作りました。

―どこにでも? 本当ですか!

監督 サラリーマンのカラオケ大会から企業のパーティまで。大きな会社からはたくさんお金をいただきますけど予算が少ない場合でも熱意があればOKですよ。時々あるんですけど「ひと晩いくらですか?」みたいな公序良俗に反した依頼はNGですけど(笑)。

私たちは芸人さんみたいに下積みがあったわけじゃなく、ストリート上がりというか試合が下積みだったんですね。だから原点回帰しようと思って。それに私たちの芸って、やっぱりナマがいいんです(笑)。テレビではやれないネタをたくさんやって、その先々で面白さを知ってもらえたらなと思ってます。

―なるほど。最近はボディコンを着たり、ジュリ扇を振り回したりしてますよね。あれは一体?

監督 今、「NEOバブル」を提唱しているんですよ。バブルの頃の華やかな空気を2015年っぽく甦らせて日本を明るくしたいなと。景気を回復させるためにも、あやまんJAPANがひと肌脱ぎます!

昔、とんねるずの木梨憲武さんにキミたちはバブルの匂いがするって言われたけど、昔から会う人みんなにそう言われるんです。世代的には下だけどバブルの遺伝子を受け継いでるのかもなって。だったら自分からバブルをやってしまえと! そのうちドバイとかのお金持ちの家にもショーしに行きたいですね(笑)。

負けたら六本木を出るバトル勃発

―六本木界隈で毎晩暴れてTバックまで出してたんだから根っからのバブルでしょ(笑)。ちなみに最近、同じ六本木の輩からケンカを売られたとかって…。

監督 そうなんですよ!! リーマンマイクって六本木メインで活動するラップグループがいるんですけど「六本木では、あやまんより超人気」って歌ってるんです。腹が立ったから六本木の通行人にどっちが有名か聞いてそれをYoutubeにあげたら「あやまんふざけんな!」ってディスった曲をYoutubeにあげてきて。4月4日にイベントでMCバトルすることになりました。負けた方が六本木を出て行きます! 絶対に勝ちますよ!

―MCバトルって、相変わらずやることが思い切りいいですね(笑)? では最後に今後の目標を!

監督 せっかく会社にしたんだし、あやまんJAPANをもっと盛り上げて若手の育成もしたいなって思ってます。目標はEXILEのHIROさんですね。

―ということは、ゆくゆくはあやまんJAPAN TRIBE!? 末恐ろしいです。個人的には?

監督 女優のお仕事を続けて、後々は大きな舞台に立てたらと思います。…と言いたいところですが、早く結婚して家庭に入りたい(笑)。でも人生なんて結局、限られてるんで、やりたいことをやるのがいいと思うんですよ。失うものなんて何もないし、今のところ楽しく生きてこられてるんでこのまま前進あるのみです!

(取材・文/大野智己 撮影/小塚毅之)

■あやまん監督 AYAMAN KANTOKU1979年5月26日生まれ。あやまんJAPANのリーダーとして、サムギョプサル和田(おっぱい担当・1987年12月14日生まれ)、たまたまこ(金玉担当・1990年10月11日生まれ)らと活動中。昨年、3年ぶりの新曲『DDD~どこでも誰でも大丈夫』を発売。4月4日にはバーレスクTokyoでイベントを開催! 山田ジャパン舞台「大渋滞」5月7日(木)~赤坂RED/THEATERhttp://ayaman.co.jp