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“ドレスの色”問題で科学者たちも騒然! 人間の錯覚には未解明なリスクがたくさんある

[2015年04月12日]

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物議をかもした「ドレスの色」は、実は科学者にとってもビックリな発見だった!(画像はケイトリン・マクニールさんの簡易ブログ「タンブラー」より)

少し前にネット界を騒がせた「ドレスの色」問題に続き、「目の悪い人にしか見えない文字」が話題になっている。「これが見えてるのって、もしかして自分だけ?」と思うと、今まで信じていた世界がなんだか危うく思えてくる。

そもそも、なぜ錯覚が起こるのか? その不思議なメカニズムと様々な錯視の世界、さらに日常生活に潜むリスクについて千葉大学の一川誠教授に伺った。

―まず、話題となった「ドレスの色」問題について。これは縞模様のドレスの配色が人によって違う色に見えるということで、周りでも「白と金だ」「いや青と黒だ」とプチ論争になりましたが、専門家にとっては取り立てて珍しい話でもないんですよね?

「いや、実はそうでもないんです。研究室でも話題になりましたが、白と金、青と黒だけでなく白と茶色、白と青などバリエーションがあって、そんな単純な話でもないなと。ちょうどその後に開催された錯視の国際シンポジウムでも10人中5人の研究者がその話題に触れ、『こうしたら金に見えるのでは?』『正しく見るコツは?』などと非常に関心が高かったですね」

―なんと! 専門家の方々の間でも話題だったと。先生としてはこの問題にどんな見解を?

「まず、私たちはものの表面の色だけでなく、照明の当たり方で色の見積もり方を変えています。例えば、暗い照明の下で白い紙を見ると灰色に見えますよね? でも経験上、『これは本当は白だろう』と認識します。これを専門用語で『色の恒常性』といいます。

このドレスの本当の色は黒と青ですが、写真だと手前側が暗いので、この暗い照明でこの色だと実際は白だろうと見積もる。さらに、もともと少し茶色がかった黒い部分は、やや光沢がある金色に見積もってしまったと考えられます」

―では、人によって違うのはどうしてですか?

照明光をどう見積もるか、服の表面の反射率をどう見積もるかの個人差です。中にはしばらく見ていると黒と青に切り替わった人もいますが、まったく切り替わらない人もいました」

ネットで話題の「視力の悪い人にしか見えない文字」はモアレ現象が原因。「点々や線を重ねることでそれらがつながって絵が見えてくるので、ぼんやりと見える人のほうが見えやすい」(一川氏)。(画像提供、ヨシナガ(@dfnt)さん)

ネットで話題の「視力の悪い人にしか見えない文字」はモアレ現象が原因。「点々や線を重ねることでそれらがつながって絵が見えてくるので、ぼんやりと見える人のほうが見えやすい」(一川氏)。(画像提供、吉永龍樹@dfnt氏)


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