名古屋にある人気施設「リニア・鉄道館」の特別親善大使に就任したSKE48の松井玲奈

SKE48が地元名古屋にある人気施設「リニア・鉄道館」の特別親善大使に就任。21日(火)、就任会見を行なった。

彼女たちがこのような大役についたのは、先日発売されたシングル『コケティッシュ渋滞中』のジャケット撮影を東海道新幹線の駅やこのリニア鉄道館で行なったのがきっかけ。またSKE48メンバーは名古屋だけでなく東京での仕事も多いため、毎日のように新幹線で東京と名古屋を行き来、“日本一新幹線に乗るアイドル”とも言われている。

さらにメンバーの中でも特に松井玲奈は大の鉄道好きで知られ、最近ではバラエティ番組で『鉄道BIG4』(中川家礼二や、ホリプロ南田マネージャら)と共演、彼らに負けないフェチっぷりを発揮している。

この日、会見に参加したのはリニア・鉄道館の金子利治館長、そしてSKE48からは松井の他に高柳明音、須田亜香里、大場美奈、古畑名和、磯原杏華の計6名。金子館長は「ゴールデンウィークで入場者数が300万人を超える見込み。さらに多くの方に来てもらいたくSKE48と盛り上げていきたい」と期待を寄せた。

そして松井がリニア・鉄道館の魅力について「新幹線からSLまでひとつひとつに歴史を感じられるんです。車両を見て、どんな時代を走っていたのか想像して、両親だったり、おじいさんおばあさんとその話を共有できる」としみじみイイ話を語れば、高柳は美声で優しい車掌に出会ったエピソードを披露、「15号車に乗っていたんですけど、私たちのとこへ来るまでにどれだけたくさんの“神対応”をしてたのか」とうっとり。メンバー同士で「私たちも見習って頑張ろう」と話したことを明かした。

また須田も「SKE48も新幹線みたいになくてはならない存在になれたら。新幹線の力も借りながら成長していきたい」と最大限のリスペクト。

松井玲奈「○○しないでください!」

とはいえ、やはりこのメンバー中で唯一、そして圧倒的な鉄道好きの松井に質問が集中。それに対し、まだ自分が生まれていない時代に活躍したSLについても「SLは鉄を打って作るので凹凸があるんですけど、ここだと間近で見れるんです! 車輪の複雑な組合せも見ていて楽しい。

さっきひとりで周ってたんですけど、車輪の部分を撮影したので待ち受け画面にしようかな」と松井はハイテンションで対応。会見の直前、試験走行中のリニアモーターカーが世界最速の600キロを越えたことについても感想を求められると「ここでもリニアの乗車体験ができて500キロなんです」とアピールしつつ、「そこからさらに100キロということでどれだけになるのか楽しみですし。山梨に行って試乗したいです」と抱負を語った。

そして、松井玲奈ならではのマニアックな見どころは?と問われると「入り口の横の壁に蒸気機関車からのスピードの歴史を記したモニュメントがあるので、そこからぜひ楽しんでほしい」と鉄道好きの週プレ記者も見落としていた場所を紹介!

さらに先日のバラエティ番組で、このリニア・鉄道館でロケをし0系新幹線の“鼻”とも呼ばれる連結器カバーに頬ずりしていたことが鉄道ファンの間で話題となったことについて突っ込まれると…「私のファンの方がここで頬ずりをするって話を聞いたので…(悩)。頬ずりはせず、触って楽しんでいただきたいです(笑)!」

なんとも微笑ましく和やかな会見となったが、この松井の困惑を察して、くれぐれもファンには慎んでもらいたいものです。

(取材・文・撮影/関根弘康)