「胸が軟らかく水風船みたいな感じになってきちゃったんで…」と軟乳宣言の西田麻衣ちゃん   DVD「あまい誘惑」より(C)ラインコミュニケーションズ

グラビアアイドル時代の小向美奈子は、自分の巨乳のことを「スライム乳」と呼んでいたが、それが水風船のように軟らかいオッパイだったことが、後年、アダルト作品への出演ではっきりと確認された。

ひと昔前は、小向のように自らの胸が軟らかくなったことを大っぴらに語るアイドルはあまりいなかったが、最近それを肯定的にアピールする発言が多くなっている。

バラエティー番組で「90%くらい、グラビアの方は豊胸です」と大胆発言をして物議を醸した西田麻衣は、2月に行なわれたDVD発売イベントで「私、結構最近になって、胸が軟らかく水風船みたいな感じになってきちゃったんで、撮影が大変なんですよ!」と、体を傾けるとその軟らかくなった胸が水着から簡単にこぼれてしまうことをカミングアウト。

また、自ら官能小説を執筆し話題の今野杏南も「せっかく胸が軟らかくなったので、とことん揺らそうと思って、うふっ」と去年くらいから弾力性がなくなり生身の軟らかさに落ち着いてきたと、やはりDVDの発売イベントで色っぽく語っていた。

さらに、グラビア界のエース・篠崎愛は先日の週プレの取材で「前は胸も肌もハリがあったんですけど。最近、軟らかくなってきちゃって。それが自分ではイヤなんですよ。本当に軟乳~。やっぱり痩せないとダメかなぁ」と困り顔ながら“軟乳”というネーミングが定着したことを裏付ける。

そして2000年デビューのベテラングラドル・磯山さやかに至っては、昨年の取材で「私、水のように形を変える“自由自在のおっぱい”って言われてるから」と笑い、水のように動く通称“水パイ”と自ら命名。“スライム乳”までのブレイクにはなってないが、グラドル界での軟乳ブームはすでに深く浸透している。

軟乳を嫌がる篠崎愛ちゃん(左)と、DVDで揺らしまくって有効活用する今野杏南ちゃん

女性の胸を揉む時には必ずタテ揉み!

グラビア界きっての軟らか爆乳が自慢の西田麻衣ちゃん! DVD「あまい誘惑」より(C)ラインコミュニケーションズ

なぜ、ここまで軟乳化が蔓延(まんえん)しているのか…その背景は? というワケで、まず自身も24歳にしてぷにぷにな軟乳であることから「まいぷに」と名乗り、「アイドル横丁新聞」でグラドル横丁編集長としても活躍中の塚本舞ちゃんに話を聞いてみた。

「10代の頃のオッパイは、つまった感じでパンパンなんですけど、私の場合は21歳くらいから徐々に軟らかくなり、ショック吸収体のような状態になっていったと思います。一般的には25歳くらいになると軟乳化が始まるんじゃないでしょうか

実体験に基づいているためリアル! 確かに篠崎愛ちゃんは23歳、今野杏南ちゃんが25歳、西田麻衣ちゃん26歳…と軟乳適齢期は25歳前後と言ってもいいかもしれない。しかし、その若さでそこまでオッパイは軟らかくなってしまうものなのか?

「グラドル同士でも危機感を抱いているので、よく情報交換をするのですが、年を重ねてくるとホルモンのバランスが変わり、10代で張っていた乳腺(乳汁を作る組織)が小さくしぼんでいき、その代わりに脂肪が増えるので軟乳化するようです。若い頃は硬く房で動いていたオッパイが、次第に波打つように動くオッパイに変わっていくわけです」(舞ちゃん)

また、クーパーじん帯というじん帯がオッパイを支えているが、乳房の激しい揺れで伸びきってしまい、垂れ下がったままになってしまうのだとか。「ノーブラでのランニングは危険。激しい横揺れが良くないです。だから男性も女性の胸を揉む時には必ず縦揉みに徹してください(笑)」(舞ちゃん)

結局、年を重ねると軟らかくなってしまう運命は避けられないようだが…。25歳で軟乳化が始まるなら、オッパイの人生は軟乳時代のほうが長く、それこそが成熟し開花した本当の姿とはいえないか?

西田麻衣ちゃんがこぼれるほどに熟れてます! DVD「あまい誘惑」より(C)ラインコミュニケーションズ

母性と“表情の豊かさ”が軟乳の魅力!

ブラのカップでしっかり軟乳をホールドする西田麻衣ちゃん、てんこ盛りです! DVD「あまい誘惑」より(C)ラインコミュニケーションズ

グラドルの寿命も伸びている中、歓迎こそしていないが、彼女たちも“軟乳”を肯定的に捉えて新たな魅力をアピールし始めたといえる。そこで、オッパイに造詣の深い週プレ本誌「ボイン学園」のハマノ理事長もこう軟乳を擁護する。

「膝枕が固いと嫌でしょ? 固いものは人工的な感じを受けてしまうんです。女性は軟らかい。つまり、軟らかさは母性の表れです。だから軟乳は良いのです。アイドルでもAV女優でも、当たり前の話ですが我々が触ることはできないですよね。でもグラビアやDVDで胸の軟らかさは感じることができる。軟乳であれば、より触った気になれるのです」

さらに、本誌恒例「ボイン番付座談会」でお馴染みの一級巨乳鑑定士・サミー・カズ氏が、個人的には“つまったオッパイ”が好みだとしながらも「様々なポーズや姿勢をした時に“表情の豊かさ”は軟乳の醍醐味(だいごみ)ですね。『おお、そんな形に!』『そんな向きになるのか~!』という驚きがありますから。胸の表情は裸になった時だけとは限らないのです」とエイジングオッパイの素晴らしさを熱弁。

というわけで、これからますます“軟乳”がくるとしかいえない!? そこで前出の塚本舞ちゃんが現役グラドルの立場で軟乳の生かし方を提案してくれた。

「グラビア界はどんどん水着が小さくなっていく傾向がありますが、特に三角水着は軟乳を支える部分がないからオッパイが散らかってしまう。仰向けに寝転がるのも同様で、ゆるいタンクトップなどもオッパイがなくなってしまう。なので、例えばコルセットを締め上げ、圧をあげてオッパイを溢(あふ)れさせたりするのがいい

加えて、こんなアドバイスも…。「ブラは水着より下着の方がアンダーが(ワイヤーなど入っていて)強いので、いいオッパイになります。水着は軟乳の拡散を抑えることができませんから」(舞ちゃん)

軟乳には下着のほうが高いパフォーマンス

塚本舞ちゃんが自らモデルになり実例を(左)三角ビキニで散らかるオッパイ(右)アンダーが強ければこの通り、モリモリ!

サミー・カズ氏も「ゆるい水着や最近よく見る“眼帯ビキニ”等ではみ出すよりも、ワイヤーブラ・ビキニなどに収納されて盛り上がる軟乳が個人的には好みです

イメージの問題から、水着はOKで下着はNGという方針を設けているプロダクションも少なくないが、オーバー25歳の軟乳には下着のほうが高いパフォーマンスを出せるわけだ。

こんな意見も参考に、グラビアアイドルたちも軟乳を魅力に変えて、ますます楽しませてほしいもの。彼女たちの年々変わっていく姿を楽しみ、愛でることこそ真のグラビアファンということではないか!

(取材・文/週プレNEWS編集部)

塚本舞(つかもと・まい)1990年9月6日生まれ 神奈川県出身 T163 B90 W60 H90 血液型=A型 趣味=漫画、アイドル鑑賞、家電量販店巡り 特技=マッサージ、料理○「グラドル自画撮り部」の書記を務め、アイドル評論家としても「アイドル横町新聞」の編集長や、「楽天ハロプロ」公認コラムハロナビなどで連載中。最新イメージDVD「まいめろん。」(グラッソ)が絶賛発売中!