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最強フードファイター・小林尊が挑み続ける孤高の戦い「本当にプロと言えるのはアメリカでも僕しかいない」

[2015年05月05日]

ホットドッグ69本、タコス130個、ピザ62枚などの世界記録を持ち、アメリカで最も有名な日本人のひとりである小林尊

かつてテレビ東京の人気番組『TVチャンピオン』などで大食いブームを巻き起こしたフードファイターの小林尊(たける)

現在はニューヨークに拠点を移し、これまでホットドッグ69本、タコス130個、ピザ62枚などの世界記録を打ち立てている。

様々なコマーシャルやイベントにも引っ張りだこで、2013年には自身のドキュメンタリー映画『HUNGRY』が公開されるなど今やアメリカで最も有名な日本人のひとりである。

4月某日、テレビ番組出演のため一時帰国していた人類最強の大食い王者に、カフェでサンドイッチをかじりながら話を聞いた。

***

—小林さんが2000年に初出場・初優勝したテレビ東京の大食い選手権は今も続く長寿企画で、今年3月の放送ではアイドルのもえのあずきさんが優勝しました。小林さんの目に、日本のフードファイト事情はどのように映っていますか?

小林 番組の中での目指す方向性が変わっているような気がします。日本のフードファイトは第一世代〜第三世代に分けられると思う。

第一世代は僕が出る以前、赤阪尊子さん、新井和響さん、岸義行さんといった年配の方が多かったんです。番組の見せ方としては、たくさん食べる「フリーク」みたいに面白おかしく演出していました。大食いウォッチャーだったコラムニストのナンシー関さんは「誰が勝っても羨ましくない。それが大食いの魅力だ」というようなことを書いている。

しかし、大学生だった僕が優勝したことで、ナンシーさんは「赤阪を見ているともう壊れている。しかし小林は健康に見える。新しい時代がくるんじゃないか」と予見しているんです。そしてジャイアント白田ら若い選手が次々に出てきました。

—小林さんの出現で、「自分にもできる」という若い人たちが続いてきたわけですね。

小林 スタジオにも若い女性たちが観にくるようになって番組の雰囲気がガラッと変わりました。2001年にはTBSで『フードバトルクラブ』という番組が始まり、フリークよりも、真剣に戦う「スポーツ」としてカッコよく見せたほうが売れるという時代になっていったんです。

—それが第二世代だと。

小林 しかし02年に、早食いをマネした子供が死んでしまうという痛ましい事故がありテレビ東京、TBSとも自粛を余儀なくされ、冬の時代になりまして。

何年か経ってテレビ東京は再開しましたけど、その時に番組が打ち出したのが「健全な大食い」「早食い禁止」「食べ物に感謝」。競争しているというより、おいしいからこれだけ食べられるんだよ、ということを謳(うた)ったわけです。これが第三世代で、ギャル曽根たちが出てきます。


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