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最強フードファイター・小林尊が挑み続ける孤高の戦い「本当にプロと言えるのはアメリカでも僕しかいない」

[2015年05月05日]

ーどのような契約だったんですか?

小林 その年の大会から翌年の大会までの366日間、約400万円払うから独占契約を結べ、独占的にエージェントをやらせろ、というものでした。

ーエージェントの権利まで渡して、その対価が400万円は安いですね。

小林 ネイサンズはメジャーリーグ・イーティング(MLE)というリーグのひとつの大会なのですが、この運営会社が選手たちを曖昧(あいまい)な契約書で独占しようとするわけです。そのからくりとしては、ネイサンズの予選を勝った、じゃあ決勝出場の契約書を交わしましょうという時に、ネイサンズの大会じゃなくてMLEの契約書を出してきてサインしろと迫る。本当は別の契約じゃないといけないのに。今でもこうやって囲い込まれている選手がたくさんいます。

—自由な活動が許されないわけですね。小林さんはなぜその契約を蹴ることができたんですか?

小林 「ネイサンズ大会から離れたら、あんた仕事なくなるぞ」って脅されても、僕は言いなりにならずケンカできるだけの力があったということです。「プロ」といっても、MLEのチャンピオンでもおそらくその報酬はほとんど賞金で、20試合くらいやって400万円くらいにしかなっていない。2位以下の選手は交通費や旅費は自腹です。

僕はネイサンズを離脱しても自分の力で稼げる自信があった。お金だけじゃなくて、自分の価値は自分で上げていかないといけない。いろんな意味で、本当に「プロ」といえるのはアメリカでも僕しかいないと思う。それは自信をもって言えますよ。

本場アメリカといっても、まだまだスポーツとしては発展途上なので、選手の権利を守ったりしっかりした組織ができて、もっと業界が盛り上がっていけばいいなと思います。

—今、小林さんはどのような活動を?

小林 大会は年間4つか5つに抑えて、それとは別にひとりでイベントに出て世界記録に挑戦したりしています。今後も記録に挑戦していきたいですね。14年やってて試合に出なかった年は一回だけありますが、それ以外の年はずっと伸びてますから。

肉体的には全盛期は過ぎていて、食べるスピードは年々落ちています。でも胃の容量はまだ伸ばせる余地がありますし、食べ方を工夫することで記録はまだ伸びます。僕は体が小さいので、トレーニングのアイデアだったり総合力で勝ってきた。だから安定して勝ってこれたんです。記録に挑戦する自分はずっと大事にしていきたいと思っています。

メジャーイベントに背を向けた最強王者は、孤高の戦いを続けている

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■小林尊(こばやし・たける)
1978年生まれ。長野市出身。大学在学中の2000年、『TVチャンピオン』全国大食い選手権で優勝。01年からネイサンズのホットドッグ早食い大会で6連覇を達成。10年からニューヨークに拠点を移す。11年、ネイサンズの大会に対抗して、同日に自ら大会を主催。10分間に69本のホットドッグを食べ世界記録を更新した

(取材・文・撮影/中込勇気)


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